「時間に縛られない権利収入ビジネスの勧誘を受けたけど、気になる。20代で2,000万円稼ぎ、海外旅行に毎月行くスゴイ人に会わせてくれるみたいで楽しみだニャ。え、仕事は何をしている人?それは、教えてくれなかったから、よく分からないニャー。」
あなたも、こんな誘いを受けた事ありませんか?
ビジネスを始めると、1回は勧誘を受ける
あなたは、アムウェイとかニュースキンとかいわゆる「ネットワークビジネス(連鎖販売取引)」の勧誘を受けた事はありますか?
Facebook等のSNSや出会いアプリ、ホームパーティーや、大人数の飲み会で誘いを受けた事があるかもしれません。
怪しさマックスで嫌悪感しかない人もいるかもしれませんし、副業として既に初めている人もいるかもしれません。
やたら人脈の凄さをアピールする
こう言う人たちは、やたら人脈を自慢してきます。
「自分の知り合いに20代で数千万円稼いでいるスゴイ人がいる!!」
というものです。
彼らのスゴイは、全て「稼いだ金額」です。他に無いのかよと思いますが、そこは良しとしましょう。
確かに、2,000万円は20代にしては多い方です。ですが、外資金融とか外資コンサルティングでは、特段珍しい数字ではありません。
そして、ビジネスに興味のある素振りを見せると、間髪入れずに、
「今度会ってみない?絶対にタメになるから!」
「絶対に会うべき!」
と、クドイ位会わせようとするのです。
普通、凄い人って、滅多に会えない希少性があるはずですよね。ですが、ネットワークビジネスであれば、即アポです。
「会いにいけるアイドル」ならぬ、「会いにいける小金持ち」って感じですかね。
しかも、下っ端が勝手に会う予定を埋めていきます。自分が逆の立場だったら、人にガンガン予定を埋められていく生活など、耐えられません。
そういう「あなた」はどうなの?
確かにその「成功者」は凄い人なのかもしれません。
でもその「成功者」の繋がりを必死にアピールするのは、典型的なモブキャラですよね。
当たり前ですが、まず、こういう人が成功する事はほとんどありません。
「ごめん、その人が凄いのは分かった。でも、自分はその人に興味が無いし、あなただけから話を聞きたいな」
そう言うと、大抵こう返ってきます。
「いや、Aさんに会って絶対に後悔しないから。自分が説明すると間違った事言っちゃう可能性があるから、Aさんと会った際に説明する」
どっかで自信が無かったり、後ろめたさがあるのかもしれません。
ですが、自分ががやっているビジネスを自分の言葉で誇りを持って語れないとかダサダサじゃ無いですか?
人間関係を「マネタイズ」する
彼らがやっている事は、友達とか人間関係をお金に換える行為です。
自分に強みがないから、自分でビジネスを作ったり、スキルを売るフリーランサーになれない訳です。
別に、友人に商品を売るのを否定している訳ではありません。
どの様なビジネスであれ、最初は家族とか友人に試して貰い、スタートする事が一方的です。
でも、そうであればこそ、
「自分の言葉で相手に想いを届ける事」
が大切だとは思いませんか?
凄い人に会わせてその人の「権威性」で売っている間は、いつまでたってもその関係から抜け出す事は出来ません。
商品が良いなら、普通にお店を出店すれば?
「いやいや、アムウェイの商品は素晴らしいんだよ!」
と言う反論があるかもしれません。
「では、その鍋なり、化粧品のどこがどう素晴らしいの?」
と聞くと、
「使ってみたら分かるから」
と返ってきます。
「アホか」と思いますよね。せめて、自分が売る商材について死ぬ気で勉強しろと。
もし、商品がそこまで素晴らしいのであれば、普通にお店を出店したり、ネットショップで売れば?と思います。違反だとは思いますが、Amazonに置いている人も見ます。
商品を知らない「販売員」に売らせるのは商品への冒涜
そもそも、商品の良さをしっかりと説明出来ない「アマチュア販売員」に売らせる事が商品に対する冒涜です。
会社が商品のブランドを本当に考えているのであれば、ブランド価値を保つ事を考えます。
当然、ブランド価値を保つには、変な人には売らせませんよね?
生命保険とか金融商品であれば、資格を取得しないと販売する事すら出来ません。 それこそ、「資格無し」で売ったら、法令違反で逮捕されたり、一発で業務停止です。
なので、アムウェイやニュースキンでも、知識を持たない人は販売資格を剥奪しても良いと思います。
でも、そんな事は聞いた事がありません。養分なのだから当然です。
そもそも、MLMは稼げるのか?
もし、あなたが今勧誘されていて、このページにたどり着いたのであれば、「公式ホームページ」は見てますよね?
そもそも、会員数は減っていますし、売上高もほぼ横ばいです。
こんな市場に、新規参入して、簡単に稼げると思いますか?
ほとんど伸びない市場(下り坂のエスカレーター)に乗って稼ぐのは至難の技です。
「楽して稼ぎたい」と思ったあなた、地獄とは言いませんが、楽でない市場に参入しようとしている事だけは知っておいて損ではないと思います。
インターネット広告市場は右肩上がり
一方で、インターネット広告市場は右肩上がりです。
また、インターネットで稼ごうと思うと、小なり大なり、「プログラミング」の技術を身につける必要があります。
以下は、経済産業省の調査ですが、こちらも、人材不足で追い風しかありません。
折角ビジネスに身を置くのであれば、右肩上がりの市場に自分を置いた方が良いと思いませんか?
「婚活」や「合コン」で稼いだ方が良いのでは?
MLMをやっている人は、ガッツがあるのは確かです。
自分も、学生の時は100人規模の飲み会を幹事として開催してました。ですが、今は到底出来ません。
どこかで、社会人になって、どこの誰とも分からない人とBBQをしたり、飲み会をする事に自分の人生を賭ける意味など無いと思ってしまうからです。
正直、50人とか100人規模のBBQやパーティーをそこまで頻繁に開催出来るのであれば、イベント開催そのものをビジネスにした方が良いと思います。
例えば、「合コン」や「婚活」、「街コン」とかを主宰する方に舵を切った方が、参加者やお店にも感謝されると思います。それだけで、年収1,000万円を超えている人も知っています。
そう言う意味で、情熱の使い方が勿体無いなと感じる訳です。
まとめ
そもそも、ビジネスは人から強制されてやるものでは無いです。 強制してやらされても、結局行動が続かず、挫折するだけです。
自分が好きで続けられ、誇りを持って続けられるビジネスであれば、正直何でも良いと思います。
大分否定してしまいましたが、そのビジネスが「ネットワークビジネス」であればそれで良い訳です。
おまけ
自分でビジネスを持つことを考え、基礎を学びたい勉強熱心な方は、以下のオンライン講座をオススメします。
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ランディングページは古くさく、ちょっと怪しいですが、ビジネスの本質について語られています。
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