「直帰率」とは、ユーザーがあなたのサイトを訪れて、最初に辿り着いたページのみを見て、立ち去った割合を指します。
例えば、あなたのページに100人訪れ、50人が最初のページを見て立ち去った場合「直帰率」は50%となります。
一般的に「直帰率」が高い事は良くない事だとされていますが、自分の「直帰率」が平均より高いかどうか分からない、また、どの様に改善したら分からないという方向けに記事を書きます。
直帰率の良し悪しの目安は 60%
「直帰率」の平均については、Brafton社が行った「コンテンツマーケティング」に関するBenchmark Reportが参考になります。
「B to B」というのは、企業が企業に向けた発信、「B to C」は企業が個人に向けた発信の事です。
一般的に、直帰率が60%を越えてきたら平均と比べて高いと考えて良いと言えそうです。出典:Brafton 2017 Content Marketing Benchmark Reportより
「直帰率」だけで良し悪しは判断出来ない
実は、「直帰率」だけでサイトの良し悪しは判断出来ません。
例えば、単語の意味や天気を調べるサイトであれば、直帰率は限りなく100%に近くなります。とはいえ、ユーザーは満足してない訳では無いですよね?
ですので、直帰率が仮に100%近くても、Google検索の上位に表示される訳です。
ですので、「直帰率」そのもののパーセンテージを気にするよりも、昨日より今日、先週より今週と過去の時点と比べて減らしていく事の方が大切です。
「直帰率」の確認方法
ページ単位の直帰率は、「Google Analytics」の行動>>サイトコンテンツ>>すべてのページから確認出来ます。
「ページビュー数」または「ページ別訪問数」で並び替え、「PV数が多く」かつ「直帰率」が高いものから優先的に改善を行っていくのがポイントです。
「直帰率」を改善する方法
直帰率を改善する方法については大きく5つあります。 直帰率を改善する方法
- キーワードを見直す
- 記事の質を上げる
- 関連記事へのリンクの
- 読み込みスピードの確認
- デザインの見直し
1.キーワードを見直す
まずは、「キーワード」がユーザーの「検索意図」から外れていないかを見直しましょう。検索をしてウェブサイトを訪れたのに、全く的外れな事が書かれていたらガッカリして立ち去りますよね。
2.記事の質を上げる
「検索意図」に近いですが、記事の質そのものも大切です。内容が薄かったり、読みにくい記事だったら読者さんは流し読みをしてサッサと立ち去ってしまいます。
3.関連記事へのリンクを見直す
当たり前ですが、本文の途中や最後に関連記事のリンクを貼っていますか?
関連記事を表示するプラグインもありますが、最もクリック率が高いのは自分が内容を踏まえて設置したテキストリンクです。
ユーザーが次に知りたいと思う事を先回りして関連記事のリンクを貼りましょう。
4.読み込みスピードの確認
当たり前ですが、ページの読み込みに時間がかかり過ぎると、ページを読む前にユーザーは離脱してしまいます。
一般的に3秒を超えると離脱すると言われていますので、「Page Speed Insight」であなたのページの表示速度を確認しましょう。
5.デザインの見直し
あなたは、ネットビジネスを謳う怪しいデザインのホームページが表示されて、内容も読まずに閉じた事がありませんか?
管理人も興味本位で色々と購入し、9割型は詐欺なのですが、1割は本当に素晴らしいノウハウを提供しているものもありました。
ここでお伝えしたいのは、その1割を買えという事ではなく、デザインだけが原因で離脱されていたらもったいないですよね?
実生活でも、相手に話を聞いて頂くには、身だしなみを整えるのが最初です。そして、Word Pressの素晴らしいテンプレートを使う事で一瞬で身だしなみは整います。
オススメテンプレートはこちらで紹介しています。
おまけ
実は、自分の運営するサイトの直帰率が「3%」となった事があります。
「自分は何て素晴らしいサイトを作ったんだ!」
「こんな熱狂的ファンが集まるサイトが出来たら、すぐに収益化して億万長者だ!?」
と思ったら、何のことは無い、「Google Analytics」のタグを重複して貼っていただけでしたorz
これは、Google Chromeの拡張機能である「Google Tag Assistant」で確認出来ます。
それにしても、自慢しなくて良かった、、、、
もし、あなたのサイトの直帰率が20%以下だったら、タグの張り間違えを疑ってみて下さい。