こんにちは、ケンです。
WordPressでブログ記事を投稿していると、「カテゴリー」と「タグ」の使い分けに悩んだ事が1度はあると思います。
ひょっとしたら、あなたはこの2つ、何となく更新していませんか?
実は、「カテゴリー」も「タグ」もSEO対策の観点から、ブログを開設してなるべく早い段階で真剣に検討すべきです。
この記事では、「カテゴリー」や「タグ」の違い、付け方について書きますので、是非ともこれを読んだら自分のブログの「カテゴリー」と「タグ」を見直してみて下さい。
カテゴリーは章、タグは索引
まずは、結論から。
カテゴリーは本の「章」、タグは「索引」と考えると分かりやすいと思います。
もし、あなたが本を手渡され、内容を把握しろと言われた場合、最初に目次に目を通すと思います。
また、既に特定の興味(単語)が分かっている場合、索引を見るかもしれません。
Webサイトも形は違えど、読者さんの役に立つ情報の集合体に違いがありません。
ですので、読者が内容を素早く把握するのに役立つ様、「カテゴリー」と「タグ」を付けると考えましょう。
WordPressで「カテゴリー」を正しく付ける必要性
正しいカテゴリー設計をすると、読者にとって、このWebサイトが何の為のサイトでどの様な事が書かれているか分かりやすくなります。
読者さんの使い勝手が良くなり、より長時間滞在したり、様々な記事を読んで貰える様になります。
また、URLにカテゴリーを含む場合、Googleのクローラーにとってもサイト内容が把握しやすくなります。結果として、サイトの評価を上げる事に繋がります。
WordPress記事にカテゴリーは1つ。タグは複数でもOK
では、タグは何故必要なのでしょうか?
基本的に1記事にカテゴリーは1つです。カテゴリーは、Webサイトの大分類なので、記事に対して1つのみ付けます。
もし、複数のカテゴリーを横断したい場合は、タグを活用します。
タグ付けをしっかりとする事で、複数のカテゴリーをまたいで関連記事を読んで貰い、滞在を長くする事が出来ます。
ただし、つけ過ぎても読者が混乱するので、タグは1記事に3個から5個位までにしましょう。
「カテゴリー」は読者を想定して分けよう
1記事にカテゴリーを1つのみ割り当てるのは他にも意味があります。
それは、「カテゴリー=想定読者」だからです。
大切な事なので、もう一度言いますね。
カテゴリーは、読者さんを想定して付けて下さい。
例えば、目の前に読者さんがいて、オススメ記事を尋ねられた場合、相手の興味について探ろうとするハズです。それは概ね以下の様な内容になるはずです。
読者のレベル別で分ける
例えば、同じテーマに対しても、「初級者」・「中級者」・「上級者」では悩みや興味の範囲が異なりますよね?
例えば、「Biz-Navi」ではこの読者のレベル別のカテゴリーを採用しています。
- 初級編・・・自分の好き・得意・趣味を活かしたテーマを見つけ、サイトを作る
- 中級編・・・初級編で作ったサイトを育てていく
- 上級編・・・中級編で育てたサイトの収益化
オススメ記事の一覧でも、レベル別(カテゴリー別)に分けて記事をランダムに表示される様になっています。
ジャンルで分ける
あなたが、雑記ブログに近いブログを運営している場合、ジャンル毎に分けるのも良いです。
例えば、「旅行」と「グルメ」と「ファッション」をテーマとした場合、それぞれのジャンルで想定する読者の興味は若干異なります。
ですので、このジャンル毎にカテゴリー分けします。
場所で分ける
例えば、旅行ブログや、グルメを紹介するブログを運営している場合、場所で分けるのも一つの手です。
例えば、ラーメンやカフェを紹介するブログを運営している場合、「渋谷」、「新宿」、「銀座」、「東京」等場所で分けるのも一つの手です。
カテゴリーの数は増やし過ぎない
読者の立場に立つと、カテゴリーの数は増やし過ぎると、逆に不便になる事は注意して下さい。
例えば、 全国のラーメンを紹介するブログの場合「東京都」>>「渋谷」位までカテゴリー分けするのは良いです。
ですが、「東京都」>>「渋谷」>>「道玄坂」とか、「東京都」>>「渋谷」>>「猿楽町」となるとやり過ぎです。
そのカテゴリーまで探しにいって、記事が1記事とか2記事しかなかったら、あなたはガッカリしますよね?
タグの付け方の例
では、カテゴリーを設計した後は、タグ付けをしていきましょう。
例えば、「グルメブログ」で場所毎にカテゴリーを設計した場合を考えましょう。
あなたは、「渋谷」のグルメ記事を一つ書いたとします。「タグ」には、どの様なものが考えられるでしょうか?
料理ジャンルのタグ
一番分かりやすのが、料理ジャンルですね。
読者さんは、あなたが書いた「ラーメン」記事を読んで、あなたやあなたのブログに興味を持ったかもしれません。
ですが、読者さんは「イタリアン」な気分かもしれません。その場合、「イタリアン」のタグを辿る事で、あなたの他の記事を読んでくれます。
特定メニューのタグ
これも、ジャンルに近いですが、更に「読者」さんの熱意が高い場合です。
例えば、読者さんが「パンケーキ」にハマっており、素敵な「カフェ」を紹介するあなたのブログに興味を持ったとします。
ですが、あくまでも「パンケーキ」について知りたいケースです。
ただ、全てのメニューに付けるのは現実的でないので、流行り物とかですね。
味つけのタグ
例えば、あなたが「あっさり」した料理が好きで、「あっさり」としたメニューを中心にブログで勧めているかもしれません。
あなたのファンの読者さんも、同じ様な嗜好を持っていて、あなたの勧めるお店を参考にしているかもしれません。
ですが、たまには「濃い味」の料理とかも当然紹介する訳です。
なので、その場合、「あっさり」と紹介するタグがある事で、読者さんにとって使いやすいサイトになります。
シチュエーションのタグ
例えば、読者さんは、デートに使えるカフェを探していて、渋谷の「カフェ」の記事に辿り着いたかもしれません。
その場合、デートに使える店を探しているだけで、場所は「銀座」でも「恵比寿」でも良いのかもしれません。
また、「カフェ」以外に「バー」とかも紹介できますよね?
値段レンジのタグ
ひょっとしたら、読者さんの勤務地が渋谷で、毎日のランチに頭を悩ませているかもしれません。
味は美味しいにこした事は無いです。ですが、ランチですので、値段を押さえたいとも考えてますよね。
その場合、「1,000円以内」、「1,000円〜3,000円」といった値段レンジのタグが役に立ちます。
お店の雰囲気のタグ
利用シチュエーションに近いですが、お店の雰囲気もタグ候補です。
「騒がしい」お店が好きな人もいますし、「落ち着いて、静か」なお店がいる人もいますよね。
まとめ
カテゴリーやタグの付け方の例を見てきましたが、いかがですか?
カテゴリーは読者さんを想定して、タグは、カテゴリーを横断する事を考えて付けます。
自分が、それぞれの題材になぜ興味を持ったか考え、横の繋がりを考える事が良いヒントになります。
ひょっとしたら、あなたは「ここまでするのは面倒くさいな」と思ったかもしれません。
ですが、あなたは記事を苦労して書き上げる訳です。
サイトを訪れた読者さんには出来るだけ沢山の記事を読んで貰いたいし、満足して貰いたいですよね?
「カテゴリー」も「タグ」も、読者さんの為に付けるものです。
「カテゴリー」や「タグ」を見る事で、そのサイトがどれ位読者さんの事を意識しているか分かりますので、ライバルサイトを見る際はぜひとも「カテゴリー」と「タグ」にも注目して見て下さい。