こんにちは、ケンです。
皆さんも、小さい頃から今までに必ず、「努力は必ず報われる」と言われた経験は無いでしょうか?
例えば、勉強。「どんな子でも、一生懸命勉強すれば、成績が上がる! 努力すれば受かる!」と励ましたりします。
「努力は必ず報われる」は本当??
例えば、スポーツ。日本のマスコミは、スポーツで成功した人を取り上げる際に、「その裏にある長年の努力」にスポットをあてることが多いですよね。
確かに、仕事・勉強・恋愛・スポーツで「努力」する事は必要です。ですが、「努力は必ず報われる」は本当なのでしょうか?
「努力」という言葉ほど、大切にされつつも、勘違いされている言葉も無いと思います。
この記事では、「正しい努力」という言葉について、名言と共に考えたいと思います。
結論:「努力」だけでは報われない
まずは、悲しい事実から。「努力は必ず報われる」は嘘です。
もし、努力が例外なく報われるのであれば、皆が億万長者になったり、スポーツ選手になったり、東大に合格したり、社長になれるハズです。
ですが、世の中はそうはなっていません。
では、一体何を見落としているのでしょうか?
あなたは分かりますか?
1:才能が全てです(村上春樹)
ほとんど小説を読まずに小説を書く人もたくさんいます。才能がすべてです。でも僕が知っている優れた小説家は、みんなそろって貪欲な読書家でした。
いきなり手厳しい発言ですね。これは、
「良い小説を書く人は、たくさん小説を読んでいるものなのでしょうか?」
という読者の質問に村上春樹氏が答えたものです。
クリエイティブ性を要求される領域では、「才能が全て」という事です。
確かに、多くの小説を読むという”努力”だけでは多くの人に愛される小説を書く事は不可能ですよね。もちろん、村上氏は、”努力”そのものを否定している訳ではありません。
2:正しい努力は「場所・方向・量」が必要(林修)
努力は裏切らないって言葉は不正確だ。正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は裏切らない
これは、「今でしょ!」を流行語にした東進ハイスクール人気講師の林修さんがテレビ番組で述べた言葉です。
意外と知られていないですが、林氏は、「日本長期信用銀行」を最初の就職先に選び、5ヶ月で辞めた事を知っていますか?
長銀を辞めたのは、入行してすぐに「この銀行はいつか潰れる」と、感じたからです。このバブルに浮かれ立つ人の中にいても、得るものはないと思ったので、スッパリ辞めました。
「日本長期信用銀行」はその後、破綻していますし、正しい場所で「努力」をする事の必要性を身を以て示しています。
3:継続出来ない「努力」はムダ(松岡修造)
100回叩くと壊れる壁があったとする。でもみんな何回叩けば壊れるか分からないから、99回まで来ていても途中であきらめてしまう
仮に正しい「場所」で努力が出来ても、十分な量の「努力」を継続出来ない様であれば、努力はムダになってしまう事が多いです。
ですが、松岡氏の言う通り、何回叩けば壊れるか分からないと言う理由で諦める人が後を絶ちません。
これを乗り越える唯一の方法は、才能を見抜いてくれる指導者の存在や自分の「情熱」だけです。
自分も、ビジネスのテーマとして「趣味」や「情熱」を重視するのは、そのためです。
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4:「努力」とは、うまくいかない方法を発見する事(エジソン)
失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ – I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
松岡氏は100回でしたが、その100倍の10,000回がこの名言。
エジソンは、電球を発明するまで一万回実験したと言われています。
インタビュアーに「一万回も失敗したそうですが、苦労しましたね」と言われたとき、エジソンはこう答えています。
ここから分かる大切な事は、失敗が発生する事は当たり前として、その経験をどの様に楽しめるかどうかと言う事なのです。
5:独りよがりの努力は残念(イチロー)
努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念。第三者が見ていると努力に見えるが本人にとってはまったくそうではない、という状態になくてはならない。
第三者が見ていると「努力」に見える事が、自分にとって「努力」でないというのは究極の競争優位となります。
だって、あなたは頑張らずに自然体で取り組み続ける事で勝手に成果が出る訳ですから。
ですが、大部分の人はそれを見つける方法を知りません。実は、これは「才能」や「強み」とも繋がります。
6:天才とは努力する凡才(アインシュタイン)
「果たしてアインシュタインが凡才か?」となると、99%の人は疑問を持つと思います。
ですが、確かに学問の部分では突出した才能を持つアインシュタインも、全ての分野で完璧であった訳ではありません。
例えば、アインシュタインを最初に見た祖母が何度も繰り返したつぶやきは「なんてデブなの、なんてデブなのっ!」だったと伝えられています。ひどい祖母ですね笑
あなたも、誰にも負けない才能の領域を知らないだけで凡才だと思っていませんか?
7:安定している人生の逆は安定しない人生ではない(女性モデル)
安定している人生の逆は、安定しない人生ではない。もっと素晴らしい人生かもしれないし、輝いている人生かもしれない。それを手に入れるのが、あなたの本気の努力と行動だけ
「安定」した人生から、実力と運がモノを言う世界に飛び込もうとしている人に是非とも送りたい言葉です。
例え、飛び込んだ先で運に恵まれなかったとしても、本気の「努力」と「行動」の先にあなたの中には成長という果実が残ります。
8:他人の人生を生きる時間は無駄(スティーブ・ジョブス)
あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから。
どんなに「努力」をしても、それが自分の心から望んだものでないと、意味がありません。
あなたが現在している「努力」は、「他人の人生を生きる努力」ですか?
それとも「自分の人生を生きる努力」ですか?
まとめ:正しい努力には「才能」と「情熱」が必要
確かに「努力は必ず報われる」訳ではありません。
ですが、悲観する必要はありません。
正しい「努力」であれば、否が応でも成果は出てきます。
逆に、成功しない人は、ムダな「努力」に時間を使いすぎていて、本来すべき正しい「努力」をしていないとも言えます。
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