ブログ初心者が挫折する最大の原因は、一生懸命記事を書いてみたものの、全くアクセスが来ず、手応えを感じれないという事だと思います。
この記事では、そんな状態を最短で解決するためのチェックリストを教えます。
ブログ初心者の典型的挫折パターン
ブログを始めようと思い立ち、「Google Analytics」を導入してみた。
↓
アクセス数を見ると、1日のアクセス数は5PVとか10PV。
あれ、この5PVも自分のアクセスかもしれない?
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ブロガー向けの記事を見ると、「Google Analytics」は心が折れるから初期は一切見るなと書いている。
でも、導入した以上、気になってしょうがない。
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結局気になって見てしまうが、PVは依然1桁で、いつ見てもリアルタイムは0人。もちろん、収益はゼロ。
こんな状態が数ヶ月続いたら挫折するのは簡単です。
実は、この状態を解決するのは簡単です。
たった1記事で良いので、読者にとって「魅力的」な記事を書く事です。
このスキルは、サービスやモノを売る上でも一生物のスキルですので、自分の記事を前に、是非とも一つずつチェックしながら読み進めてみて下さい。
読者にとって魅力的な記事とは?
まず、「魅力的な記事」とは何かについて確認しましょう。
ここをハッキリしておかないと、全く的外れの記事を書いてしまいます。
例えば、「あなたが昨晩何を食べたか?」という日記があったとします。
これは、読者にとって魅力的でしょうか?
恐らく、違いますよね。
では、「論文の様な記事」はいかがでしょうか?
これも大多数の人にとって違うと思います。
魅力的な記事に必要な2つの要素
実は、魅力的な記事には2つの要素が必要です。
それが何か分かりますか?
結論を言ってしまうと、「内容(コンテンツ)」と、「読みやすさ」の両方を兼ね備えたものが魅力的な記事です。
どんなに「内容」が優れていても、論文みたいに難解だと敬遠すると思います。
逆に、どんなに「読みやすく」ても、内容がスカスカだとガッカリですよね。
なので、まずは、この大原則を押さえましょう。
1. 検索意図を確認する
「検索意図」と言うと難しく聞こえますが、
ラブレターの様に「たった一人」に向けて書く
これだけで良いです。
巷には、誰に向けて書いたか分からないブログ記事が溢れていますよね。
「たった一人に向けて書いたらお客様が減るのではないか?」という心配があるのかもしれません。
ですが、そんな心配は不要です。
実は、相手を一人に絞る事でメッセージ性が強くなり、より多くの人に刺さる言葉になります。
例えば、街中で知らない人に
「すみません!」
と言われても振り向かないかもしれませんが、
「すみません、そこの白色のシャツを着てジーンズを履いたお兄さん」
と言われたら、少なくとも振り返ってしまいますよね。
その究極が、「ラブレター」です。
「ラブレター」ってたった一人に向けて書いた手紙ですけど、多くの人の心を動かしますよね。
あなたが書くのは、そんなラブレターの様な記事です。
では、あなたが思い浮かべたたった1人の相手に対して、どの様な記事を書けば良いのでしょうか?
読者さんがファン化している場合は、雑談でも良いのですが、最初は、相手にとって、「役」に立つ事を書く事を心がけましょう。
Give Give Give!!
です。
その為の方法の一つが、「悩み」や「課題」を解決するという事です。
あなたが最近解決した課題でも良いですし、実は、人間の悩みは、以下の「4種類」で「9割」はカバーされます。
- 健康(Health)
- 野望(Ambition)
- 人間関係(Relationship)
- お金(Money)
ですので、まずはこの4種類の悩みを頭に入れた上で、それを解決する記事を書いてみましょう。
チェックポイント
- 記事の対象とする読者は誰か?
- 自分がオリジナリティを発揮できる記事か?
- 読者は、ブログのテーマに合致するか?
2.キーワードの確認
検索意図を確認した後は、どの様な「キーワード」で検索するかを考え、実際にキーワードを打ち込んでみましょう。
1ページ目が大手メディアだけであったり、記事が凄すぎて太刀打ち出来なそうなキーワードは初期段階では避けます。
1ページ目に表示される記事が、個人ブログばかりであれば狙い目です。
キーワードリサーチについては、キーワード検索ツールのRank Trackerがオススメです。
【SEO】検索順位チェックツールはRank Trackerが最強な5つの理由【コスパ最高】
チェックポイント
- キーワードの検索ボリュームは適切か?(初期は10か100を狙う)
- ライバルが強すぎないか?
3.魅力的なタイトルを付ける
キーワードを決定した後は、魅力的なタイトルを付けます。
あなたの記事は、思わず読んでしまいたいタイトルになっていますでしょうか?
読んで貰えなければどんなに素晴らしい記事も存在しないのと一緒です。
タイトルには、先ほどの「キーワード」を使用し、長すぎない様にしましょう。目安は、26字程度です。
「新婚旅行で必ず検討したい世界中の憧れのビーチホテル10選」
というタイトルの方が、
「昨日は酒飲みすぎた。今日は二日酔いでものすごく眠い」
というタイトルよりクリックしてみたいですよね。
タイトルの目的は、クリックされ、「読んでもらう事」です。ただし、タイトルだけで釣ると2度と訪れたいと思わないので、そこは注意してください。
チェックポイント
- タイトルは26文字以内になっているか?
- 思わずクリックしたいテーマになっているか?
- タイトルにキーワードを含んでいるか
- タイトルは内容と合ったものになっているか
4. 導入文で結論とメリットを提示
タイトルの次に大切なのが、導入文です。読者さんは、忙しいです。
冒頭を読んで続きを読むか3秒で判断します。
ですので、最初に結論とメリットを提示し、相手を惹きつけましょう。
冒頭で掴めなければ、サッサと閉じられ、続きは読まれないと思ってください。
冒頭で掴むには、自分のポジションをハッキリとさせる事も大切です。
頭の良い人が陥りがちな罠なのですが、「結論」がない記事があります。
例えば、新聞の社説とかがそうですよね。
消費税を上げるべきだと考えるが、消費税は低所得者に対して不利な税金だから慎重に検討する必要があるだろう。
みたいな記事です。なんか、モヤモヤしますよね。
「で、どっちなの?」と。
チェックポイント
- 導入文にテーマとなるキーワードは入っているか?
- 結論について触れているか?
- なぜあなたが記事を書くか入っているか?
5.相手と対話をするつもりで書く
もし、あなたが、悩み相談をした際に、あなたの話を一切聞かないでアドバイスを言われた場合、どの様に感じるでしょうか?
恐らく、そのアドバイスが仮に正しかったとしても、不満を感じるでしょう。また、アドバイスに従いたいとは露にも思わないでしょう。
あなたは、そんなミスを冒してはいけません。
まずは、相手の悩みに共感し、対話するつもりで書く事が大切です。
ちょっと難しいですが、イメージは、一流の役者です。
一流の役者は、自分の役を演じるとともに、相手の役者、観客からどの様に見られるかを意識しています。
例えば、能の世界で稀代の天才と言われていた「世阿弥」の秘伝の一つである「離見の見」という考え方があります。
一人よがりの文章ほど、つまらないものはありません。読者さんが頭の中に思う事を先回りして記事を書く事を心がけましょう。
6.あなたの感情や信念が入っているか?
面白い記事とは、あなた自身の感情や信念が分かるものです。
そして、感情を入れるには、ストーリー形式で語るのが一番良いです。
あなたも、ドラマや小説、映画を見ているとあっと言う間に1時間が経ってしまいますよね?
実体験を語るのが一番てっとり早いです。
また、信念は記事単位では分からないかもしれません。
例えば、あなたがダイエットに成功するにはコツコツと運動し、食事に気をつける事が大切だと思っていたとします。
もちろん、あなたが提供するサービスもその信念に沿ったものです。
ですが、「飲むだけで痩せるサプリ」を紹介料を目当てにひたすら勧めてたら相手はどう思いますでしょうか?
賢明な読者は、
「あ、お金に魂を売ったな」
と気づくと思います。
こういった信念の一貫性について、間違いをしているWebサイトは良く見かけます。
あなたのWebサイトを貫く信念やコンセプトはブランドです。
こういった信念と外れる情報は、あなたのブランド価値を毀損するだけですので、絶対にやめましょう。
7.スマートフォンでの見え方を最優先
銀行のウェブサイトなど一部を除き、最近のアクセスの7割以上はスマートフォン経由と言われています。
ですので、記事が出来たら、「スマートフォン」で表示して必ず読んでみましょう。
「スマートフォン」や「タブレット」でどの様に見えるかを確認し、修正します。
8.目次・見出しを読むだけで内容をイメージさせる
読者さんは、結論を読んだ後、流し読みをして必要な所を探します。
ですので、見出しを読むだけで、大体の内容を掴める様に意識しましょう。
目次は、タイトルの次に大切です。
9.小学生にも分かりやすい言葉で書く
皆さんがネットを使うのは、どんな時でしょう?
恐らく、「スキマ時間」だと思います。ですので、少しでも読みにくいと、すぐに閉じられてしまうと思ってください。
例えば、以下の様な文章は、ちょっと堅苦しくて読みにくいですよね。ちゃんと読もうと思いませんよね。
「初めまして。孫悟空と申します。飲茶様、本日はお忙しい中、遠方からご足労頂き、誠にありがとうございます。」
「いえ、礼には及びません。ご依頼の件、賜りました。この件に関しましては、私が責任を持って対処させて頂きますのでご安心ください。」
「ご無理を承知で申し上げますが、相手は、なかなかに強敵と伺っております。何卒よろしくお願い致します。」
ですので、これを、小学生にも分かるように書き換えましょう。
例えば、会話をベースとするのであれば、以下の様な感じですね。
「おっす、オラ悟空!」
「やっぱり来てくれたか、ヤムチャ!」
「安心しろ、サイバイマンはまとめて俺が一気に片付けてやる。さあ、来やがれ」
「ヤムチャ、ヤツラを甘くみちゃダメだ!」
次回、ドラゴンボールZ
ヤムチャ死す!恐るべしサイバイマン
知る人ぞ知る、伝説の、ネタバレ次回予告ですね(笑)
10.文は、短く!短く!短く!
長い文章ほど疲れるものはありません。
ですので、1文は極力短く区切りましょう。作家の様な凝った表現はいりません。
1文は50文字程度を目安として下さい。50文字だと、スマートフォンで2行から3行に納める事が出来ます。
(↑この文章が50文字です)
表示が4行を超えると途端に圧迫感を感じます。
読者の読みやすさを感じて適度に改行を入れましょう。
11.強調のルールを作り、統一する
たまに、強調に様々な色を使用したブログを見かけますよね。
素人っぽいですし、見ていて疲れるのでやめましょう。
強調する場合はシンプルにルールを決め、統一感を出しましょう。
例えば、以下の3つを使い分ける位で全然大丈夫です。
- 単語だけの強調は赤字
- 一文の強調は太字
- 一文を更に強調したい場合は太字+背景色(黄色)
12.漢字とひらがなのバランスは7対3が理想
読みやすい「漢字」と「ひらがな」のバランスは「7:3」と言われています。
漢字使用率チェッカーなどでバランスを確認してみましょう。
13.箸休めとして画像を配置する
文章だけの記事では疲れます。
ですので、箸休め的な意味で画像を適切に配置しましょう。文章の内容と画像のイメージはもちろん一致する様。
無料でしたら、「Unsplash」が、有料でしたら「Envato」の活用がオススメです。月額29ドルです。
このブログの記事は「Envato」でほぼ出来上がっています。
まとめ
まず、魅力的な記事は、「内容(コンテンツ)」と、「読みやすさ」の両方を兼ね備えたものという大原則を押さえておきましょう。
この大原則さえ押させておけば、個々のテクニックは後でいくらでも身につける事が出来ます。
主要なテクニックについては、随時書き加えていきますので、こちらのページを訪れて確認して下さい。