こんにちは、ケンです。
あなたは、
「脱サラして会社なんて今すぐ辞めてやる!!」
と思っているかもしれません。
ですが、脱サラして廃業する人は10年で約96%、脱サラするタイミングを間違えたばかりに、後悔している人もいるかもしれません。
この記事では、「あなたが脱サラをすべきタイミングと、その為の目標の作り方」についてお伝えします。
会社を辞めないで副業を続けるという方も、目標を設定する上で参考になると思いますので、是非とも読んでみて下さい
安全度95%:副業からの収入が本業を上回ったタイミング
これは、絶対に大丈夫です。大学入試で言うと、A判定です。
副業の段階で本業からの収入を上回れるだけの力を 得ているあなたは、既に独立しても十分にやっていけます。
仮に、今やっている副業が上手くいかなくても、他のビジネスを見つけて立ち直るでしょう。
起業は運と言いますが、生活していく位でしたら、運でなく完全に実力です。
このレベルに到達したあなたは、会社で「エース」としてメチャクチャ活躍して楽しいか、「仕事がクソつまらない」かのどちらかだと思います。
基本的に、普通の会社員の人とは、話も価値観も全く合わなくなっていると思います。
まあ、表立っては、言わないですけどね。
ダークサイドに落ちて、「17時に帰り続ける」とか、キライな上司に理不尽な事を言われた際に「辞めたら一番困るタイミングで辞めてやろうかな?」と、密かに謀略を巡らすのもありです。
残念ながら、その様な機会には遭遇できていないのですが、、、
安全度80%:副業からの収入が生活費を上回った時
本業の収入を上回っていなくても、生活費を上回っているのであれば、大丈夫です。
(まさか、生活費が本業の収入を上回っている段階で脱サラする人はいませんと思いますが、、、、)
基本的に、副業から本業になる事でビジネスに取り組める時間が増えるので、独立したタイミングでは収入がダウンしても、すぐに本業の収入に追いつきます。
脱サラしないにしても、本業の収入を超える様に、効率化を徹底的に図るか、外注を考えて見ましょう。
安全度50%:独身で20代、夫婦共働き等、リスクが相対的に少ない場合
あなたが、20代で独身の場合や、夫婦共働きで片方が安定した仕事を続けている場合などは、気合いで起業をするのもありです。
起業してスキルをしっかりと磨けば、万が一失敗しても会社員に戻るという選択肢もありです。(年収ダウンリスクはありますが)
注意点としては、撤退基準をある程度決めておく事と、極限まで生活費を削る事。
場合によっては、アルバイトでキャッシュフローが極度のマイナスにならない様にする事です。
「起業したのにアルバイトなどしたくない!」
とあなたは思うかもしれませんが、セールスやマーケティングを全くやった事がない場合、売上を上げられる様になるには、最低1年単位でかかります。
それが嫌であれば、脱サラする前に、徹底的にセールスとマーケティングを学ぶ事をオススメします。
安全度30%:貯金が年収の2年程ある場合
先程と同じく、ビジネスのセンス次第ですが、ビジネスの未経験者から売上が立ち始め、安定した収入を得るには、大体1年、2年かかります。
なので、そこまで貯金で凌ぐと言う選択肢も一応有りです。
ただ、貯金がみるみる減っていく恐怖やプレッシャーと戦う必要があるので、あまりオススメしません。
退職金など、潤沢な資金があっても失敗する人いますよね。
基本的には、20代独身の場合のアドバイスと同じです。
安全度10%:上司を葬りたいと思った時
脱社畜や、上司があまりにもクソという理由だけで起業するのはあまりオススメしません。
あなたの能力が未知数だからです。
会社が嫌になって勢いだけで起業し、全く売上が立たずにアルバイトに転落している人を何人か見ています。あなたには、そうなって欲しくないです。
単純に、今の環境が嫌で抜け出したいのだけであれば、転職や部署移動をして立て直し、起業を考えても遅くないと思います。
起業の勉強や実践は、今すぐ出来るので、すぐにやって下さい。
番外編:起業して成功している人からヘッドハントを受けた場合
不思議なもので、あなたが脱サラを志して活動していると、周囲の友人が起業をしている人ばかりになっていきます。
そうすると、ありがたい事に、事業を1つ任すので来ないかと誘われるタイミングが訪れる事があります。しかも、現在の給料の額に加え、「移籍金」付きとかで。
そんなケースに遭遇したあなたは、きっと成功すると思います。
自分の情熱に問いかけて判断し、他にやりたい事があれば、その情熱が持てる事で起業して成功して下さい。
なお、全く成功していない人から一緒に起業しようぜと誘いを受けたケースは全くの別物です。
複数で起業するケースは、HondaやGogle等を除いて極めて稀で、大抵はお互い他力本願になって失敗します。
脱サラタイミングから考える売上目標の立て方
では、この脱サラタイミングを踏まえて、あなたの当面の売上目標の立て方をお伝えします。
例えば、あなたが独身で、年収が600万円、生活費が毎月20万円だとします。
本業を上回る為には、月間で50万円を、生活費を上回る場合は、月間で約20万円が当面の目標となります。副業という事を勘案して、本業となった場合は、2倍程稼げるかもしれません。
そうすると、
- 絶対安全 (A判定):50万円
- 安全圏 (B判定):20万円
- 脱サラ可能圏(C判定):10万円(=20万円÷2)
という感じで目標が定まります。
「ね、簡単でしょ?」
続いて、これを更に細分化してみましょう。
例えば、あなたが、他人の商品の紹介(アフィリエイト)で稼ぐとします。
1ヶ月に10万円稼ぐ場合は、報酬単価が5,000円であれば、20個売る必要があります。
20万円の場合は、40個ですね。
という事は、1日に大体1個から2個の商品が売れれば良いわけです。
ここから、更に逆算します。
例えば、あなたのWebサイトに1日100人来訪し、その内30人が商品紹介ページに到達し、内1人から2名が購入すれば目標は完了という感じです。
その為の数字をそれぞれ計測し、細かく改善していきます。
では、50万円を達成するにはどうすれば良いでしょか?
次は、自社商品を例にとって、考えてみましょう。
売上目標を更に細分化してみよう
50万円を売る場合は、「高単価、高付加価値商品」を売ります。
例えば、単価10万円~30万円程の商品ですね。
その場合、50万円の売上を立てる為には、月に2名から5名売る必要があります。
セールス力を磨くと、50%程成約する事は十分可能ですので、あなたは月に4名から10名、つまり、週に1名から2名程会えれば完了です。
「え、なんか机上の空論なんじゃないか?」
って思いますよね。
あなたは、会った事無いかもしれませんが、世の中探すと、意外と50-100万円位の商品を売って、お客様から喜ばれている人って結構います。
(もちろん、詐欺じゃないですよ。詐欺は論外です)
[box class=”box27″ title=”注意”] 間違えても、1万円の商品を50個売るという様な計画は立てないで下さい。絶対に挫折します。
毎月50人集客し、会い続けるのはシンドイと思います。
また、既存のお客様に価値提供をする時間も無くなります。 これは、あなたを信じて契約して下さった方を裏切る事になります。[/box]
例えば、自分は大学時代、「家庭教師」をしていました。
その中の1人の生徒は、週1〜2の授業で毎月10万円、多い月では20万円程貰ってました。
これだけ高い金額を貰えたのは、
- 仲介を通さずに探して、ダイレクトに契約した
- 徹底的に成果にフォーカスし、価値提供に努めた
からです。
受験に合格するためなら、いくらお金を出しても良いというお客様はいます。
入学する大学で生涯年収は「数億円単位」で変わってきますからね。
(あまり個人的には良いとは思いませんが)子供に夢を託している親もいます。
あなたがやる事は、そういう人を探し出し、申し込みがある様なWebを徹底的に作る事です。
その為には、セールスとマーケティングについて、徹底的に理解する必要があります。
どの様な事をセールスでお伝えすれば良いかは、有料講座でお伝えしていますが、ここら辺は、一般の起業セミナーでは中々お目にかかった事がありません。
ちなみに、先ほどの方は、結局、2年程継続して貰えたので、生涯顧客価値は、10万×12ヶ月×2年=240万円です。
志望とする高校にも受かって、感謝され、素晴らしいと思いませんか?
家庭教師センターを使っていたら、こんな案件とは巡り会えません。数倍の時間働く必要があったでしょう。また、家庭教師センターを通しているので、親が払っているお金は大して変わりません。
まとめ
会社を上手に辞めて独立するタイミングについてお伝えし、目標の作り方をお伝えしてきましたが、お役に立てましたでしょうか?
特に、家族がいる方にとっては、あなたの成功・失敗は、一緒について来てくれる奥様やお子様の運命に直結します。
家族に悲しい思いをさせない為にも、脱サラのタイミングをしっかりと計算して下さい。
また、目標の定め方は、経営者として事業の経営管理指標を定めるかにも通じる考えです。是非とも理解しておいて下さい。
もし、あなたが起業で起こる典型的な失敗例について読んだ事がないのであれば、こちらもオススメですので、是非とも読んで見て下さい。