こんにちは、ケンです。
突然ですが、
「あなたは何歳まで生きますか?」
「平均寿命からすると、80歳位かな??」
と思ったあなた、間違いです。
実は、2018年に生きているあなたは、100歳まで生きる可能性が非常に高いです。
また、AIや機械化の進展に伴い、今までの成功モデルが全く通用しなくなる可能性が高いです。
そこで、この記事では、そんな「人生100年時代」を生き抜く上で、必須のスキルを3つ取り上げ、ご紹介します。
もちろん、英語やIT、会計を学べば大丈夫なんて当たり前の事はこの記事では言いませんので安心して下さい。
この記事を読んだあなたは、何を学べば良いか迷わずに成功まで一直線で進めます。
「人生100年時代」の人生戦略(ライフ・シフト)
ところで、あなたは「ライフ・シフト」という本を読んだ事はありますか?
織田信長の時代は「人生50年」、最近の平均寿命は「80年」だと思っていたら、平均寿命は一貫して伸びており、2017年では、主な先進国では半数以上が「100歳よりも長生き」すると言われています。
これは、世界銀行が発表している平均寿命の図です。着々と平均寿命が伸びているのがわかると想います。
そうすると、今までの
〈1.教育〉〈2.仕事〉〈3.引退〉
と【仕事を退職して引退を目論むという人生設計は根本から考え直さなくてはいけない】というのが、英ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラッドン氏が主張した内容。
100年も生きるのであれば、「お金」もそうですが、 「ライフ(人生)」と「ワーク(仕事)」のバランスがますます大切になります。
では、具体的にどうすれば良いのかというと、グラッドン氏は以下の様な3つのステージを転々とする事を提唱してます。
- エクスプローラー(探検者):人生の旅をして自分と世界を再発見する時期
- インディペンデント・プロデューサー :組織に雇われずに独立した立場で生産的な活動に携わる時期
- ポートフォリオ・ワーカー : 企業勤務、副業、NPOなど異なる種類の活動を同時に行う時期
最後の「ポートフォリオ・ワーカー」なんて、正に自分が「Biz-Navi」で提唱している「ステルス起業家」ですし、会社を辞めたら、即「インディペンデント・プロデューサー」です。
「ライフ・シフト」に成功する人・失敗する人
この流れ自体、とっても良い事なんだと思うけど、恐らく大抵のサラリーマンは失敗します。
例えば、 雑誌の特集とかで「ライフ・シフト」が取り上げられてますよね。
大人にも勉強が必要だとの触れ込みで、推奨されているのは、「ITスキル」、「デザインスキル」、「教養としての食やワインや健康」 。
んん??
「大人のカルチャースクールブーム」ですか??
何で、セールススキルが無いんでしょう?
フリーランサーとして働いている人なら、絶対に疑問に思うはずです。
仕事で大変な上に勉強するのだから、
「好きな事やらせて下さい」
と思う気持ちも分からなくはないです。
ただ、この流れ、何かに似てません?
そう、「英語」です。
「英語が大切」と言われて、必死に英語を学んだけど、そもそも英語の学習に戦略が無いので、ビジネスでも使えないし、お金も稼げない。
個々で学ぶのは良いですが、あなたはこれを組み合わせてどう活用するかの「戦略」を持っていますか?
最終的にお金が稼げないのであれば、「ポートフォリオワーカー」どころか、「インディペンデントプロデューサー」なんて夢のまた夢です。
その中で、最も大切になるのが、セールススキルです
何故かって?
もし、あなたに、セールススキルが無ければ交渉力を持った立場で仕事を取ってこれません。
交渉力が無ければ、あなたは、「ただの安い下請け」ではないですか?
あるいは、仕事を受注出来るだけ、まだマシかもしれません。ライバルは全世界、全世代になるわけですからね。
結局、儲かるのは、一部のこういったスキルを教える学校だけでしょう。まあ、あなたが、こういった学校を経営するのは、戦略としてありだと思います。
では、「自立」した働き手となる為にはどの様なスキルが必要なのでしょうか?
あなたが「ライフ・シフト」に必要なスキル
まず、結論から。あなたが必要なスキルは以下の3つです。
- 時間管理スキル
- 集客・販売スキル
- 数値管理スキル
ビジネスの流れは、「集客→販売→ 商品提供」ですが、殆どの方が、この販売の重要性に気づいていません。そして、死屍累々とした失敗の山を築いていきます。
どんなに「集客」が出来ても、「販売」スキルが無ければ広告費はムダです。どんなに素晴らしい「商品」を提供出来るとしても、お客さんに販売出来なければ、それはこの世の中に存在しないのと同じです。
ですので、まずはこの「販売」に最大限の力を注いで学んでいきましょう。
え、MBA的な「組織論」とか、「ブランド論」とか「会計」とかが無いって??
ハッキリ言います、不要です。
0から1のビジネスを作る段階では、全く必要ありません。それは、ビジネスを作って、1から100にする段階での話です。余談ですが、海外に出ると、使えない自称MBAだらけです。
スキル1: 時間管理スキル
まずは、最も基本的なスキルである時間管理スキル。これは、全てに優先します。
時間管理は、「捨てる→選ぶ→自動化」の3つのプロセスを通じてスキル習得を考えていきます。
時間管理1.0:ミニマリズム(捨てる)
時間管理でまず最初にやることは、「捨てる」事です。
挫折する人は、何か新しい事を始めようとする時に、既存のものに「足そう」とします。失敗のゴールデンルートです。
最初は頑張って、何とか新しい事を出来るかもしれません。でも、続きません。
例えば、あなたはいつまでも取れない「資格」はありますか?
恐らく、 既存のものに足そうとして勉強時間が確保出来ず、挫折したのだと思います。
逆に、絶対に仕事に必要な「資格」は取っているはずです。
これは、全てを捨ててそれだけに集中した結果です。
これを練習するのに一番良いのが、「ミニマリズム」です。
例えば、
「乙女チックなタイトル」で男の方には、抵抗があるかもしれません。
でも、このビジネスの対象は、女性と経営者です。あなたにも、絶対に役に立ちます。
ただ、「捨てる」のが目的になり、ミニマリズムが自己顕示欲の手段になっている哀れなミニマリストも世の中には沢山います。彼らは何が違うのでしょうか?
彼らに足りないのは、時間を作り出した後に、「本質」を見抜いて選び取り、「価値」を作り出すという視点です。
時間管理2.0:エッセンシャル思考(選ぶ)
ということで、時間管理2.0はエッセンシャル思考です。
「本質を見極め、それ以外は全て捨てる」
成果に繋がる1%をやるだけで、あなたの生産性は100倍になります。
エッセンシャル思考については、ここで紹介しているので、割愛しますね。
時間管理3.0:プログラミング(自動化・仕組み化)
「自動化」や「仕組み化」は、エッセンシャル思考を学んだ後です。
てか、エッセンシャルでないものを仕組み化して、どうするんですか?
プログラミングのスキルは、究極的な合理化です。
その基礎を「エッセンシャル思考」を 学んだ後で実践するのです。
ちなみに、世の中には、無料で学べるサービスが沢山あります。Webサービスを自分で開発するのでない限り、数十万円もするプログラミングスクールに通う必要などありません。
オススメはProgate、まずは「HTML/CSS」の初級と中級だけでも学んでみましょう。会員登録と基礎的な講座は無料です。
Progateへのリンク
シリコンバレーの最前線から学びたいのであれば、「Udemy」がオススメです。
出来れば、英語のコースで学んで下さい。日本語のコースは、ムダに高かったり、技術が古かったりするので、あまりオススメはしません。
スマホにアプリを入れて、講義をダウンロードすると、電波の届かない地下でも学べるというメリットもあります。具体的にどのコースを学べば良いかは、「裏」講座でご案内しています。
スキル2: 集客・販売スキル
「起業家」に最も必要な能力は、集客・販売スキルです。もう少し大きく考えると、「人を理解し、動かすスキル」です。
自分自身、まだまだですが、正直、これを完璧に極めると、食いっぱぐれる事など考えられません。
時間管理スキルで生み出された時間の8割から9割をこちらの学習に割きましょう。
販売1.0:伝統的営業
まずは、伝統的な営業について学びましょう。
例えば、営業の中でも難易度が高い生命保険営業。
イメージがつきにくく、また差が殆どない商品を売るのに、血みどろの争いを繰り広げています。
大企業から生命保険営業に転職し、手取りが1,655円から1,850万円になった著者の体験を追体験をするのは、セールスの大変さを学ぶには、本当に良いと思います。
手取り1655円が1850万円になった営業マンが明かす月収1万倍仕事術
特に、「大量行動」は圧巻です。うまくいったものも、失敗したものも。
この「大量行動」は成功者に共通する要素でもあります。
ただ、ご存知の通り、これでは、非常に効率が悪いんですよね。
販売2.0:DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)
そこで生み出されたのが、ダイレクトレスポンスマーケティング。神田昌典さんが有名ですね。
「ダイレクトレスポンスマーケティング」は、単に商品を伝えるだけでなく、「返信」というアクションを顧客から起こさせる所に大きな違いがあります。
「返信」があると言う事は「興味」があるという事です。
例えば、あなたはビラやチラシを配り、興味がある人に電話やHPへのアクセスを求めます。そして、実際に電話やHPから問い合わせを頂いた方にセールスをしていきます。
この、
「営業は沢山の人を回れば、いつか売れる」
→「必要とする人を見極めて売る」
は大きな転換です。
詳しくは、 「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」を読んでみてください。
ただ、これにも弱点がありました。「価値提供」を考えずに、この手法を悪用する人達です。
要は、感情を煽って、詐欺的な商品を売りつけ、売り逃げしちゃう。
そんな人達が後を立ちませんでした。もちろん、そんなビジネスは長く続くワケがありません。
販売3.0:リーダーシップセールス
究極的には、お客様のためにならないセールスは永続しません。
ですので、販売した後は、「価値提供」に徹底的に努めるというのが正解です。価値提供が出来ない場合は「断る」のが正解です。
ただ、ここでジレンマに陥ります。
商品を直ぐに欲しいという人など、限られた人数しかいません。
なので、「価値提供」に務めたくても、十分な収入が維持できず、延々とセールスを続けるというハメに陥るケースがあります。
そこで、「価値観」を変えて、お客様の裾野を広げるというリーダーシップセールスが出てきます。顧客を啓発するセールスですね。
例えば、アップルは、熱心な信者が沢山いますよね。一方で、同じ様なパソコンを売っているデルや日本メーカーに信者がいるという話は聞いた事がありません。
これは、綿密に計算された、セールスシナリオが設計されているからです。そして、そのセールスシナリオに従って、あなたの「価値観」が書き換わっているからです。
例えば、あなたは「i-Phone」は欲しいけど、Aメーカーの「XX-107」という電話は欲しく無いですよね?仮にスペックが同じだとしてもです。
究極的には、お客様は「自分がこの商品を欲し、購入した」と勝手に思ってくれる様になります。そして、頼まなくても、勝手に宣伝してくれます。
でも、そこら辺のメカニズムは普通語られません。強いて言うと、宗教の心理メカニズムを解説した専門書くらいでしょうか。巷のリーダーシップ本は、ただの「自己啓発書」です。いずれにせよ、初心者がビジネスに応用する事はハードルが高すぎます。
ここら辺は、かなり高度な話なので、「有料講座」でお伝えしています。とても1日や2日で語り尽くせる内容ではありません。また、「裏」講座でも、断片的な知識についてはお伝えしています。
スキル3: 数値管理スキル(ナンバーセンス)
数値管理スキルは、あなたのビジネスが正しい方向に進んでいるかを「計測」して把握し、「改善」する為に必要なスキルです。
天才的な直感でビジネスを舵取りする方もいない事は無いですが、「直感」ではいつ間違った判断をするか分かりません。
ナンバーセンス1.0 : 仮説思考・ロジカルシンキング
「ナンバーセンス=分析する事」と誤解している方もいますが、最も大切なのは、分析の目的を正しく設定する事です。
つまり、まずは、「仮説思考」、「ロジカルシンキング」について、身につける事が大切になってきます。
- ロジカルシンキング:物事を要素に細分化し、それらの要素を分析して組み立てる思考法
- 仮説思考:仮説を立てて実行し、数字を分析して改善する思考法
ここら辺は、「戦略コンサルティング」の人が、山ほど本を出していますよね。「元マッキンゼー」とか「ボストンコンサルティング」とか。
そういった人の方が、ずっと専門です。
例えば
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
とか。
実践が大切なので、入門書を読んだら、仕事でドンドン使ってみて下さい。
難易度は少々あがりますが、「戦略コンサルティング・ファーム」の面接試験の対策本も役に立ちます。フェルミ推定というスキルも加わります。
大学生の就職活動では、こんな本を読んで、「都内にある焼肉店の数は?」とか、「新幹線の売り上げを2倍にするには?」という事をやってましたね。
でも、これって、あまりオリジナリティーのある話にならないんですよね。あくまでも、既存の話を整理して、論理的に分かりやすくするってだけ。
ですので、ここから、「デザイン思考」や「クリティカルシンキング」、「スタートアップ思考」といった発展的な内容に進みます。
ナンバーセンス2.0:逆算思考
少々話がズレましたが、「仮説」を立てた後は、実行し、結果を分析してから改善の行動です。
行動に繋がらない分析はムダです。
これを学ぶには、「イシューから始めよ」という本がオススメです。
また、この会社をやめるタイミングというのは、正にこの逆算思考です。
逆算思考の具体的な例の1つとして、興味がある人は読んでみて下さい。
ナンバーセンス3.0:ファイナンシャルスキル
何で最後に、「ファイナンシャルスキルなの?」と思うかもしれません。
あなたには、最初に悲しい真実をお伝えします。
これは、山崎元さんというファンドマネージャーを色々と渡り歩いた方の、「
大学生向けの「金融資産運用論」で使うネタらしいですが、
お金持ちになりたければ、
という大変ありがたーーーい教えです。
で、お金持ちになるべき、
第一位が何かと言うと・・・・・・
1位:稼ぎの多寡
って、
「それかい!!!!」
まあ、そうだよね。
運用をして大金持ちになろうと思っている大学生が、
「先生、どうやったらお金持ちになれますか?
と聞いて、
「まずは、沢山稼ぎましょう」
でも、これは、考えてみたら、当たり前です。
例えば、あなたが1,000万円しか投資資金が無ければ、仮に10%の利益が出ても、100万円です。これでは生活できません。
でも、仮に10億円持っていたら、10%で、1億円。国債を買って1%の利回りだとしたら、1,000万円。これに手を付けなからったら、永久にお金が増える一方です。
いずれも、手間はほとんど同じです。
では、あなたが、営業マンだとしたら、どちらにお話を持って行きますか?同じ金額を契約するのに、10人回るのと1人回るのどっちが良いですか?
もし、美味しい投資の話があなたに来ないとしたら、あなたが「大金持ち」でないからです。残念ながら。
ここまで聞いて、まだ投資をしたい人は、世界で最高の投資家である、ウォーレンバフェットが書いた、スノーボールを読んで下さい。珠玉の名言が随所に散りばめられています。
まあ、自分がビジネスをしているのも、このお金を稼ぐという側面も大きいです。
同じ会社に勤めていて、給料を2倍にしてくれる事など、役員になったらなんて、何年後だよと思います。そんなに待てません。
まとめ
起業家に求められるスキルは、もちろんこの3つだけではありません。
会計・法律といったものから、未来を予測するスキル、ビジョンを構築するスキルなど枚挙がありません。
でも、それって「本質」ですか?
ただ、「セールス」から逃げているだけじゃないですか?
[box class=”box29″ title=”まとめ”]
- ライフシフトに必要なスキルは、「時間管理スキル」、「集客・販売スキル」、「ナンバーセンス」の3つ、
- 「時間管理スキル」で時間を生み出し、「集客・販売スキル」に徹底的に時間を投資しろ
- 悲しいかな、お金持ちに最も影響があるのは「収入の多寡」。よって、投資は後回し。
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