こんにちは、ケンです。
電車の中で携帯を熱心にイジっている人って本当に多いですよね。Lineしたり、メールを読んだり、ネットサーフィンをしたり。ですが、少し観察してみると、実は携帯ゲームをしている人も結構いる事に気づくと思います。
あなたも、ゲームを過去にやった事があるのであれば、思わずハマってしまった経験があると思います。実は、これは当たり前なのです。
ゲームは「快感」に対してお金を払って貰うビジネス
ゲームは、「快感に対してお金を払ってもらう」ビジネスです。当たり前ですよね。ゲームをしなくても死ぬわけではないですから。
なので、どの様にユーザーに楽しんでお金を払って貰うかが徹底的に研究されています。
これを、あなたのビジネスに活用出来たら素晴らしいと思いませんか?あなたのお客様は、あなたのサービスに楽しみながらお金を払ってくれる訳です。
これを他のビジネスに活用する研究の一つとして、「ゲーミフィケーション」というものがあります。
ゲーミフィケーションとは何か?
まずは、ゲーミフィケーションの定義を「wikipedia」で確認してみましょう。
ゲーミフィケーション(gamification)は、課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般。
一言で言ってしまうと、「ゲームが持つプレーヤーをハマらせる要素をゲーム以外にも活用する」という試みです。
この言葉自体は、2010年位から良く聞くようになりましたが、ゲーム性を活用したビジネスの仕組みは当然大昔からあります。
ゲームの作り方の原型「ポケモン」の4つの要素とは?
- 収集
- 育成
- 交換
- 対戦
まずは、いきなり答えから。実は、ゲームの作り方の原型は「ポケモン」にあります。
「ポケモン」を作った田尻智さんが「新ゲームデザイン」でゲームの主要な4つの要素として、「交換」、「収集」、「育成」、「対戦」を挙げています。これらの要素が子供を含めて人をゲームにはまらせるというわけです。
つまり、ポケモンを友達と交換する、新しいポケモンを集める、ポケモンを育て、友達のポケモンと対戦させる。そういった要素に楽しみを見出すわけです。
この記事では「Power Rangers Legacy Wars」という携帯ゲームを題材としてもう少し詳しく見ていきましょう。
これは、日本の戦隊モノヒーローのアメリカ版(パワーレンジャー)とストリートファイターのキャラクターが勢ぞろいする格闘ゲームです。
レアキャラに課金(収集)
これは、もう定番ですね。
ゲームを進めると使えるキャラクターは徐々に増えていきます。ですが、通常に進めるだけでは中々手に入らないキャラクターもいます。
そういった「レアキャラ」は、課金する事で手に入れる事が出来るようになっています。いわゆる、人気のあるキャラや、カッコいいいキャラですね。
あなたも、とっておきのノウハウにはお金を請求して下さい。もちろん、時間限定でオファーをする事を忘れずに。
希少なノウハウに課金する場合は、必ず限定性・緊急性をセットにする
時間に対して課金(育成)
これは、もう少しスマートな課金方法です。
このゲームでは、対戦に勝利すると、アイテムボックスを手に入れる事が出来ます。育成に必要なアイテムを手に入れられます。
このアイテムボックス、「開封に時間がかかる」というのがミソです。
レア度が低いものでも3時間、レア度が高いものになると、8時間や12時間かかってやっと中身が確認できます。
これ、じれったいですよね?ですので、アイテム(クリスタル)を使用してアイテムボックスの中身を即座に確認する事が出来ます。
当然、クリスタルは無限には存在せず、ゲームをクリアして手に入れるか、足りなくなった場合はお金を出してクリスタルを手に入れる事になります。
時間への課金は何が素晴らしいのか?
では、時間に対して課金すると何が良いのでしょうか?
巷には、無料で儲かる方法を全て教えてしまっている人がいる事に気づいた事があると思います。そして、あなたはそんな人を「怪しい」、「胡散臭い」と思った事ありますよね?
自分もあなたと同じ事を考えていました。
儲かる方法があれば、誰にも教えずに一人でやれば良いじゃないかと。なぜ、そんな方法をワザワザ教えるのか?と。
確かに、サギ的な方法を教えている人もいます。ですが、真実を教えている人もいます。
無料で儲ける方法を教える理由
その見分け方は、その方法を実行するのに「時間」がかかるか否かです。
もし、その方法を実行するのに、「スキル」や「時間」が必要であれば、真実を教えても全く脅威になりません。
むしろ、正しいノウハウを話せば話す程信頼が生まれ、代わりにやって欲しいとあなたを選んでくれる可能性が高くなります。
真実を伝えれば伝えるほど信頼して貰え、仕事も増える。これは理想的な状態ですよね。
ノウハウを全て教えてしまっても、実行に時間がかかる場合は、時間短縮をオファー出来る。
まとめ
「時間短縮」に対して課金するという方法は、正しいビジネスをして、正当な報酬を得る最短の道です。もちろん、これはゲームに限りません。
例えば、弁護士。簡単な訴訟であれば、自分で法律を一から調べて、解決する事も出来るかもしれません。ですが、当然ですが専門家を使いますよね。
それは、自分で一から調べる時間の方が却ってコストがかかったり、間違えていても誰も軌道修正してくれないからです。
この記事では、ゲーミフィケーションの「収集」に注目して記事を作成しましたが、その他の要素も当然ビジネスの仕組みに巧妙に織り込まれています。