お金をもらうことに罪悪感を感じるという人へ
あなたは、人に何かサービスを提供した際、しっかりとお金を「請求」できていますか?
友達だったので何となくお金を請求するのに躊躇して、
「無料で良いですよ」(本音は無料では良くない・・・)
と言ってしまった事はありませんか?
ビジネスを始めたばかりの頃に、とんでもなく「安い価格」を付けてしまい、大赤字で後で後悔した事はありませんか?
逆に、高い価格を付けすぎて、
「本当に価値提供出来ているのかな?」
と悩んだ事ありませんか?
はい、全て、僕です。
これは、全て、「お金を貰う」事に対するメンタルの問題が原因です。
この記事では、そんな「お金を貰う」事に対する罪悪感の原因と解決策について解説していきます。
お金を貰う事に「罪悪感」を感じる原因
お金を貰う事に罪悪感を感じる根本的な理由は「自信」の無さです。
- スキルや経験不足で「自信」がない
- 自分の真の「強み」に気づいていない
理由1:スキルや経験不足で「自信」が無い
スキルや経験不足で「自信」が無いというのは分かりやすいですよね。
「自分はスキルや経験が無いのにお金を貰って良いのだろうか?」
「こんな商品でお金を貰って良いのだろうか?」
こんな考えから、お金をもらう事に罪悪感を感じます。
最も簡単な解決策は、「経験」を積む事です。
ですが、その為には正しいステップがあります。それについては後で解説します。
理由2:自分の「価値」に気づいていない
「自分の価値に気づいていない」が「自信」の無さに繋がるのはちょっと分かりにくいかもしれません。
「優秀な人」ほど、この罠に陥ります。
例えば、
「あなたの「強み」は何ですか?」
と言われたら、あなたは即答できますか?
スラスラと思い付く人もいるかもしれませんし、全く思い浮かばない人もいるかもしれません。
では質問を変えます。
「あなたが他人から良く頼まれる事は何ですか?」
「他人が苦労してるのが理解できない事は何ですか?」
これなら思いつきますでしょうか?
これが、あなたの本当の「強み」です。
自分の「強み」=「良く頼まれる事」
例えば、自分はビジネス上の数値分析を頼まれる事が多いです。必要なら、簡単なプログラミングやモデルを駆使して分析します。
分析やプログラミングだけだったらエンジニアや専門家には敵いません。ですが、それをビジュアルに分かりやすく落とし込んだり、翻訳(超訳)し、経営層に分かりやすく説明する事が得意です。
これで、「ヒト・モノ・カネ」の投資の意思決定をして貰うわけですよね。
自分にとっては、気楽に出来る仕事だったので大して価値が無いと思ってました。ですが、それは間違いです。
例えば、忙しい時に同じような仕事を他人に任せようとすると、全てを兼ね備えた人を探すのは難しいです。
これが、あなたの本当の「強み」です。
一方で、営業的な仕事は大の「苦手」です。
お客様に仕事以外のちょっと気の利いた話をしたり、まめにお礼状を書いたり、接待して契約を取ってくるなんてのは、一生かけても人並みしか出来る気がしません。
お金を貰う「罪悪感」に対する解決策
では、「お金を貰う」事に対する罪悪感を解決するにはどうしたら良いでしょうか?自分にとっては、この3つが有効でした。
- 気持ち良くお金を使う
- 「プロ意識」を持つ
- 自分を大きく見せず、場数を踏む
解決策1:「気持ち良く」お金を使う
え、お金を「貰う」前に、「使う」の?
と思った人がいるかもしれません。ですが、このステップは超大切です。
これは、別に何か「新しいものを買え」という事ではありません。
シンプルに、日々の心がけとして
「いいもの、ステキなものには気持ち良くお金を支払う」
「どうでも良いものにはお金を払わない」
これだけで良いです。
例えば、自分の場合「Macbook」とか「Airpods」とかはPCとしては割高ですが良いものなので買います。
職人さんが手作りした魂の入った「カバン」も好きです。
ですが、セールス品などのただ安いだけのもの、美しいと思えないもの、自分を飾るだけのブランド品には手をつけません。
別に一つの考え方でなく、正解がある訳では無いのですが、「お金」=「ステキなものに使うもの」という感覚を持つのが大切です。
お金は、「感謝」の表れです。「感謝」は言葉で表せば良いなんて発想しないで下さいね。
確かに「感謝」も大切ですが、ゲスい自分は「言葉」より「お金」の方が全然嬉しいですw
あなたも、「感謝状」より「昇給」や「ボーナス」上がった方が嬉しいですよね?
解決策2:「お金持ちは悪人だ」と考えるのはヤバイ
「お金持ちは、貧乏人から搾取して儲けている」
だから、「お金持ち=悪人」という思い込みを持っていたら、即刻忘れてください。
この思い込みを持つと、あなた自身がお金を受け取るタイミングで確実にブレーキをかけます。
それは、あなたにとって1ミリのメリットもありません。
それでも、「本当に搾取している人もいるのでは?」と思うかもしれません。
ですが、あなたに出来ることは、自分がそういう人にならない事と、そういう人を避けるだけです。
自分は社員から搾取する様なブラック企業と分かった「飲食店」や「製品」は避けます。搾取を間接的に認める事になるからです。
解決策3:「プロ意識」を持つ
お金を貰う上で「罪悪感」を持たないためのカギは「プロ意識」です。
例えば、給料を貰うのに「罪悪感」を感じる人は少ないですよね?
これは、少なくとも毎日9-17時で仕事をして、成果をしっかりと出しているからです。
ですが、特に副業になると、これを忘れます。
自分は「プロ」だったらどうするか?
例え副業だろうが、どんなビジネスでも、こういった意識を持って取り組むことが大切です。
解決策4:プロとしての自信をつける
プロとしての「自信」を付けるには、場数を踏むのが一番です。
そして、場数を踏むのに一番なのは、「自分を大きく見せすぎない」という事です。変に大きく見せるからトラブルを抱える訳です。
今出来ることを伝えて、それに見合ったお金を貰うだけで良いです。
ひょっとしたら、今出来る事を伝えて、断られるかもしれません。
その場合は、そもそも相手が価値を感じなかったので、「ニーズが無かった」と考えるか、「チャンスをフイにしてかわいそう」位に思って良いです。
実際「チャンス」を掴めない人は徹底的にチャンスを逃します。
対面で断られるのがどうしても耐えられない人は、集客に必要な「要素」を正しく理解する必要がありますが、オンラインで人を集めれば良い訳です。
まとめ
「お金を貰う」という事に対する罪悪感の原因と対処法について解説しましたが、いかがですか?
経験談ですが、「お金を貰う」事に罪悪感を感じやすい人は、「真面目」な人が多いです。
そして、この「真面目」さは、誠実にお客様に向き合う上で大きなアドバンテージです。
ひとたび「自信」がつくと、お金を貰う事が「正当なサービス」に対する「対価」だと思え、ガンガン稼げますよ。
「高いですよね?」
と言われたら、
「だってプロですから」
とサラッと言える日がやってきます。