この記事では、「ランディングページ」を作成する上で必須な要素7つについて詳細に解説し、「ペライチ」というWebサービスを活用して無料で本格的なランディングページを作成する方法について解説します。
自分の商品やサービスを販売するには、「対面」で売るか「オンライン」で売るかの2通りの方法があります。
そして、オンラインで安定的に売るには、「ランディングページ(LP)」が必須になってきます。
1時間ほどで作れてしまうので、手を動かしながら実際にあなただけのランディングページを作ってみましょう!
このページで作成するランディングページ
- 大学受験の個別指導サービスを提供
- 「体験授業」の参加がゴール
- 講師が全員「東大生」が売り
- 合格実績も多数有り
ランディングページについてよくある誤解
実際にランディングページ(LP)を作成する前に、まずはLP作成に関する誤解から解いておきましょう。
LP作成にはプログラミングスキルが必要?
ランディングページ作成にプログラミングスキルは不要です。
「ペライチ(初心者にオススメ)」を始め、ランディングページをサクッと作れるサービスが色々とあるからです。
コーディングできる人は、自分でコーディングするのも手ですが、新規サービスや売り上げも立っていないサービスでは、実際に売れるか分からず、制作にかけた時間がムダになる事もあります。
なので、まずは簡単に作ってしまい、ある程度売り上げが立ってから外注した方が失敗も少なく、賢い方法です。
ランディングページを作れば売り上げが上がる?
ランディングページを作れば売り上げが魔法の様に上がると考えている人もいますが、間違いです。
ランディングページは24時間働いてくれるあなただけの営業マンです。
ただし、リアルで売れないものに対してランディングページを作っても売れないものは売れないです。
綺麗なランディングページがあれば売れるという幻想は捨てて下さい。
既に売れている商品・サービスでLPを作るのが良い
お客様がいて、既に売り上げが立っている商品やサービスがあれば、そのサービスでランディングページを作るのが最も賢い投資です。
なぜなら、
「どんなお客様が対象なのか?」
「お客様はどんな悩みを抱えているのか?」
「お客様はなぜ自分のサービスを買ってくれたのか?」
が分かっているので、あとはそれを形にするだけで良いからです。
新規サービスの場合や売り上げが無い場合は?
新規サービスやまだ起業したばかりで、売り上げが無いという人もいますよね?
その場合は、リサーチが非常に大切になります。
というか、リサーチしないで作ったランディングページはチグハグで全く売れません。
「ランディングページ集めました」というサイトなどを参考に、競合が提供しているサービスがどの様にシナリオを作っているかを研究しましょう。
ランディングページ作成のコツは分割にあり!
ランディングページをいきなり全て作れと言われても難しいですよね。
実は、ランディングページに必須な要素は決まっています。
なので、出来そうな所から分割して作成するのがポイントです。
ランディングページに必要な要素は7種類あるので、それぞれ解説していきますね。
ランディングページ例(学習塾を想定)
まずは、どの様なランディングページを作るかを考えましょう。
- 大学受験の個別指導サービスを提供
- 「体験授業」の参加がゴール
- 講師が全員「東大生」が売り
- 合格実績も多数有り
「商品購入」でも、「資料請求」でも、「体験レッスン」でも何でも良いですが、ゴールは絶対に1つにしましょう。
1つのページに「商品購入」や「資料請求」などがゴチャ混ぜになっているとお客様は迷います。
その場合は、ランディングページを分けましょう。
ランディングページに必須な構成要素7つ
ランディングページに必須な構成要素7種類についてそれぞれ解説していきます。
LPの必須要素1:ファーストビュー
ランディングページで最も重要なのがファーストビューです。
ファーストビューとは、サイトにアクセスして最初にユーザーの目に入る画面で、「読み進みたい!」と思って貰うのが目的です。
ファーストビューのポイント
- 一言であなたの商品やサービスについて表現
- 画像はポジティブでキャッチコピーと整合的なものに
- 実績があるのであれば、積極的に含める
ファーストビューで必須なのが、「キャッチコピー」、「メインビジュアル」です。
ヘッドコピーと写真で先を読み進めて貰いたいと思うのが大切
「キャッチコピー」と「メインビジュアル」だけで商品の魅力を全て伝えることは不可能です。
ですので、あくまでも本文を「読み進めたい!」と思って貰うための「つかみ」となる情報だと考えてください。
もし、実績があるのであれば、積極的に含めましょう。
LPの必須要素2:アクション呼びかけ(CTA)
ユーザーが商品やサービスに申し込む為のアクションがアクション呼びかけです。英語で「CTA(Call to Action)」と呼ばれています。
アクション呼びかけのポイント
- アクションボタンは「見てすぐ分かる」デザインに
- アクションボタンは複数設置する
- 申し込んだメリットを簡潔に書く
なぜアクションボタンを複数設置するのか?
アクションボタンを繰り返し配置するのは、ランディングページに到達した人の「熱度が人により異なる」からです。
例えば、サービスを指名検索して来た申し込む気満々な人は、ファーストビューで「今すぐ申し込む」を押します。
一方で、「お客様の声」や「商品説明」をジックリと読んで申し込む事を決めた人は画面の下の方のアクションボタンをクリックします。
あなたがお客様なら、わざわざボタンを探すために画面を上下するのは面倒くさいですよね?
アクションボタンのパターンについて
同じものを繰り返し配置して良いですが、ポイントを押さえているのであれば、異なるデザインを配置しても良いです。
「アクションボタン」と「申し込んだメリット」がしっかりと入ってますよね。
LPの必須要素3:お客様の課題
お客様の課題は、ユーザーの「共感」を得るために含めます。
お客様が「そうそう!」、「わかる!」と思ってくれ、「自分ごと化」して問題を考えて貰う事が目的です。
お客様の課題のポイント
- 極力、お客様の言葉で表現する
- 不安を必要以上に煽らない
- 自分が解決できる悩みを取り上げる
お客様の課題は、「お客様から実際に出てきた言葉」であればベストです。(学習塾の場合は、親御さんとお子さんの2つの立場でどちらを選ぶか考える必要があります)
また、ここで取り上げるべき悩みは、「あなたが解決出来る悩み」です。あなたが解決できない悩みを取り上げても意味がありません。
悩みと解決策がズレている例
例えば、「個別指導」が売りなのに、「塾の料金が高いと思いませんか?」と訴求するのは、間違いです。
確かに、「塾の料金が高い」のが悩みという親御さんもいるかもしれません。
ですが、「個別指導」では「オンライン講義」や「集団授業」には金額で勝てません。
なので、少々お金がかかっても、確実に成績を向上させたい親御さんをターゲットにすべきなのです。
そうすると、「講師の質(全員が現役東大生)」や、「オリジナルカリキュラム作成」を中心にストーリーを展開する必要があります。
LPの必須要素4:ベネフィット
お客様が抱える課題・お悩みに対して、あなたがどの様に解決出来るかを断言します。
具体的に商品やサービスの説明に行く前に、どの様なベネフィットを提供できるかを説明します。
ベネフィットとは「商品の先の幸せ」を伝えること
ベネフィットを伝えると聞くと難しく感じるかもしれませんが、「商品の先にある幸せ」を伝えていく事だと考えてみて下さい。
その商品を使うことで、毎日の生活がどんなふうに楽しくなったり、便利になったりするのかを示すことが大切です。
ベネフィットの具体例
例えば、ビデオカメラを販売する場合を考えてみましょう。
良くない例は、
「このカメラは、2000万画素で手ブレ補正機能も付いています。なので、運動会でお子様をキレイに撮れますよ」
といったものです。
確かに、何となく凄そうですが、少々「抽象的」で分かりにくいですよね。
では、あなたはどうベネフィットを伝えますか?
。
。。
。。。
。。。。
。。。。。
では、ある通販番組では、どの様に紹介されていたかを見てみましょう。
「お母さん、子供の運動会に行くときには子供だけの映像を残すのではなく、お父さんやお母さんや家族の方も一緒に残しましょうね。」
と始めます。
「え、何で?」
って思いますよね。
そこで、すかさずこう続けます。
「なぜならば子供が大きくなった時、小さい時の自分を見るだけでは物足りないものです。」
「20年前の若きころのお父さん、お母さんや、亡くなった祖父や祖母が元気でいる映像を見たら、めちゃくちゃ感動するものです。」
使用者の立場に立って、使用者すら気づいていない商品の本当の「役割」と「価値」を伝える事がベネフィットを語るという事です。
LPの必須要素5:商品の紹介
お客様の悩みとベネフィットで共感を得た所で実際の商品やサービスを紹介します。
画像と文章を駆使して、商品を分かりやすく説明しましょう。
詳細なスペックや他社との比較を入れるケースもあります。
LPの必須要素6:お客様の声
商品(サービス)は分かったけど、本当に効果あるのかな?信用しても良いのかな?
「お客様の声」は、そんなお客様の不安や疑問を解消するために配置します。
学習塾の場合は、「合格者の声」がそれに該当します。
大切なポイントは強調する
大切なポイントは文字を大きくしたり、ハイライトして強調する事が大切です。
特に、
「なぜ他の商品ではなく、あなたの商品をお客様が買ったのか?」
「その商品を買った事でお客様にどの様な変化が起きたか?」
といった点についてお客様にヒアリングをし、その箇所をピックアップして強調しましょう。
お客様の声をたくさん掲載する
お客様の声は多ければ多いほど、その商品やサイトの信頼は増します。
ただし、ページが長くなりすぎると閲覧に支障が出る可能性があるため、一部のお客様の声を抜粋して掲載し、残りは別のページで見せるのも良い方法です。
LPの必須要素7:よくある質問
よくある質問は、それでも気になる情報が残るお客様に対して配置します。
良くある質問のポイント
- ユーザーが気になる情報について触れる
- 質問への回答は簡潔に記載する
- ほぼ全員が聞く内容はメインコンテンツへ
実際にサービスを開始してみて良く受ける質問と回答はこちらで回答していきます。
ただ、全ての人が聞くような内容はメインコンテンツに含めましょう。
初心者が1時間でランディングページを作成する方法
ランディングページの必須要素を押さえた所で、実際に手を動かして作成してみましょう。
1回でも手を動かしてランディングページを作れば、「ポイント」が深く理解出来ると思います。
今回のページでは、「ペライチ」というWebサービスを使用して無料で1時間程で作っていますので、興味がある人は、以下の記事を読んでみて下さい。