「ミニマリスト」ブームも大分昔になった気もしますが、「ミニマリズム」という考え方は、「豊かな生活」を送る上で大切な考えです。
「豊か」の定義は人によって違いますが、自分はビジネスの情報を発信しているので、「お金」という尺度で考えてみたいと思います。
「何だよ、結局金かよー!」
って思うかもしれませんが、「お金」はあくまでも便利なツールです。
「お金」を「知識」に投資しても良いですし、自分を助けて頂いた「スタッフ」の方に更にお支払いしても良いです。
便利なサービスを利用して「快適さ」や「時間」を買う事が出来ます。
ですので、自分のライフスタイルを「ミニマル」にして「お金」を産み出しやすくする「ミニマリッチ(ミニマル+リッチ)」を目指す事が、自分の人生の主導権を自分に取り戻す最初のステップです。
ちなみに、「ミニマリッチ」は自分が作り出した造語です。
ミニマリストの「本質」は何か?
ミニマリストの本質は、
「自分の人生の価値観に照らし、不要なモノを徹底的に削ぎ落とす哲学」
です。
これは、「ミニマリズム」という単語を調べてみれば分かります。
ミニマリズム ( Minimalism)とは、完成度を追求するために、装飾的趣向を凝らすのではなく、むしろそれらを必要最小限まで省略する表現スタイル。「最小限主義」とも。
Wikipediaより
では、「完成」って何でしょうか?
これは、一種の「真・善・美」の様なもので、何を「完成」とするかは人によって違います。
それは、一生遊んで暮らせるお金を手に入れる事かもしれません、異性にモテる事かもしれませんし、どんな場所でも働ける自由かもしれません。
自分の場合は、24時間没頭したい好きな事があり、かつそれを共有出来る家族や仲間(ビジネスパートナー)がいる状態ですね。
なので、この理想の状態を考える事がファーストステップになります。
ミニマリストに感じた違和感
ミニマリストブームで感じていた一番の違和感は、
「ミニマストってただの節約好きじゃん?」
「モノを捨てた後、この人は、何したいんだろ?」
って所があまり良く見えてこない所です。
「将来に夢も希望も無いし、少額だけ稼げればいいや」
ってのも独身の頃は良いですが、結婚した後はどうするのだろう?一生ワンルームのアパートで暮らすのだろうか?
まー、余計なお世話っちゃ余計なお世話なんですが、モノを捨てるだけが目的になっちゃって、
「こんなに沢山捨てられる俺、スゲー」
ってなっちゃうと、モノ捨てられるマウンティングみたいになっちゃうんですよね。
寝袋で寝るより、エアウィーブのベットで寝た方が、体にも良いし、翌日の生産性も上がるでしょう。
ミニマリストだけどお金持ちな人たち
一方で、「ミニマリスト」だけど、「お金持ち」な人たちもいますよね。
例えば、「スティーブ・ジョブス」とか、面白い所だとホストの「ローランド」さんとかですかね。
当たり前ですが、彼らは、別に節約してお金持ちになった訳じゃないですよね。
自分なりの拘りがあり、自分なりの「上質」を追求した結果が仕事のスタイルやプロダクトに現れている訳です。
スティーブジョブスは、イッセイミヤケのタートルネックセーターが有名ですが、愛した時計はセイコーのシャリオですからね。(日本人として嬉しい!)
ローランドさんも、Youtubeの動画見ましたが、「無印良品」の化粧水を使ってますよね。
「心が動けば、高い、安いは関係ない。それがたまたま無印良品だっただけ」
とても良い言葉ですよね。興味ある人はYoutubeでローランド+自宅でググってください。
自分なりに「価値」が有ると思うものにお金を払い、「愛用」する事で、応援する事が出来る訳です。
「ミニマル」×「何々」で考えよう
という事で、自分が提案したいのは、「ミニマル」×「何々(あなたが目指すものやゴール)」という考え方。
「ミニマル」×「デザイン」
初期のiPhoneが絶大な支持を得たのは、スティーブジョブスが徹底的に洗練されたデザインに拘ったからです。
ボタンがたった一つしか無いのは、当時ボタンだらけの携帯電話で革新的でしたよね?
Webサイトで見やすいWebサイトは配色が大抵2色から3色に抑えられています。
「ミニマル」×「ビジネス」
ビジネスで成功するには、
「継続的に新規の見込み客集め」
→「価値提供」
→「商品販売」
→「アフターフォロー」
→「リピート」
という仕組みを作るかにかかっています。
一昔前は、これを全てオフラインで行っていましたが、最近はITツールを組み合わせる事で、効率的な管理や、半自動化する事も出来ます。(セールスフォースとかが有名)
「ミニマル」×「学習」
最短・最速で結果を出すには、自己流ではなく、自分と似たタイプの先生に指導を受けるのが良いです。
どんなに優れた先生でも、あなたと学習の思考回路が異なると、途端に習得が難しくなります。
あなたは、「キングダム」って漫画読んだ事ありますか?
秦の始皇帝の王政と、それを支える武人である主人公・信の物語なのですが、武将のタイプには、「本能派」と「理論派」の2タイプが出てきます。
どちらが優れているというのではなく、例えば、あなたが「論理派」なら「理論派」の師匠から、「本能派」なら、「本能派」の師匠から学んだ方が効率が良いという意味です。
これは「ストレングスファインダー」とか、「MBTI」とか「ビッグファイブ理論」といった性格的な強みを見るテストを使う事で自分の傾向を知る事が出来ます。(ハンターハンターの水見式診断の様なものです)
【ストレングスファインダー】結果を10倍「活用」する5ステップを徹底解説
「ミニマル」×「お金」
経済的な自由を達成するには「あなたが使うお金 < あなたの収入」をいかに達成するかが鍵です。
それには、「より多くを稼ぐ」か「より支出を少なくする」の2パターンしかありません。
例え年収が下がっても、生活コストの低い田舎でリモートに働ける仕事を見つけるのも一つの手です。(エンジニアとかなら一定の経験を積めば出来ます)
より少なく、でもより良く
人生は”積みへらし”だ。
岡本太郎 強く生きる言葉より
人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。
財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。
ミニマリストは、あくまでも人生哲学であり、モノを捨てるのが目的じゃ無いです。
Less is More(より少なく、でもより良く)
この考え方が、自分には一番ピッタリきます。
今は、「働き方改革」がブームですが、ただ「残業時間」を減らす事だけが目的になっていませんか?
会社の仕事だと難しいかもしれませんが、自分の「ビジネス」だったら、自由に指針を決める事が出来ます。
興味がある人は、「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」とや「エッセンシャル思考」も読んでみて下さい。
年末のお休みにリラックスしながら読むのにオススメです!
(といっても自分は12月31日まで仕事ですが(笑))