物事の「本質」を見抜き、成功に導くには能力だけではダメで、3つの目が大切と言われています。
今日は、そんな3つの視点である、「鳥の目」、「虫の目」、「魚の目」についてお伝えします。
物事の本質を見極める3つの目とは?
- 鳥の目-全体像の把握
- 虫の目-細部の分析
- 魚の目-トレンドを捉える
魚の目で「トレンドを把握」した後に、鳥の目で「全体像」を捉え、虫の目で「深く理解」していく。
プログラミング学習は、基本的にはこの3つの繰り返しでOKです。
鳥の目とは?【全体像の把握】
鳥の目とは、「全体像」を把握する目です。
鳥は高いところから、獲物を見つけるために飛んでいるため、全体像を把握する目に例えられます。
鳥の目は、「目的」や「設計図」や、「目次」などに該当します。
なぜ鳥の目が大切か?
この視点が無いと、「自分が何をしているか分からなく」なるからです。
また、難しく思えることも、全体の大まかな成り立ちや仕組みが分かると、取り組みやすくなります。
プログラミング学習では?
例えば、Webアプリを開発するには、HTML、CSS、Javascriptの基礎を学ぶのが最速です。
では、次は何をすれば良いでしょうか?
例えば、APIを利用して、外部からデータを取ってきて、表示するだけでも立派なWebアプリが完成します。
そうすると、DBに情報を格納したくなったり、取得したデータを加工するモデルについて勉強する必要もありそうだなと考えます。
また、どんなWebアプリを作ったら人が喜びそうかな?ビジネスになりそうかな?といったマーケティングの視点も必要そうですね。
こういった大まかな流れを考えて学習する人と、ただ言われた事をやる人では長い目で見た際に大きな差が生まれてきます。
虫の目とは?【細部を見る】
虫の目とは、「細部を見る」目です。
虫は地面に近いところで暮らし、狭く深い世界にいます。
なので、「虫の目」は一つの物事を徹底的に観察し、集中力を持って物事に取り組む目に例えられます。
なぜ虫の目が大切か?
人間が1度に集中出来るのは基本的に1つだからです。
同時に沢山の事をやると、エネルギーが分散し、成果に繋がりません。
プログラミング学習では?
プログラミングは、細かい要素の積み重ねです。
全体の流れを把握した後は、一つ一つの要素を分解し、目標を絞って取り組む事が大切です。
また、エラーが発生した場合は、どこでエラーが発生したかを分析して絞り込み、細かく見ていく必要があります。
こういった際には、「虫の目」が最も大切です。
魚の目とは?【トレンドを捉える】
魚の目とは、「トレンド」を捉える目です。
魚は目に見えない、潮の満ち引きや川の流れを体全体で感じ取っています。
なので、「魚の目」は時代の変化・潮流を把握する目に例えられます。
なぜ魚の目が大切か?
時代のトレンドを正しく感じ取れないと、そもそも「やる事」を間違ってしまうからです。
プログラミングでは?
例えば、あなたは一度はどのプログラミング言語を学ぶか悩んだ事があると思います。
Rubyにするか、Pythonにするか、Go言語にするか、、、
「現在、WebアプリケーションでRubyはあちこちらで使われているな。求人も多い」
「WebアプリにAIや機械学習を組み込むのが今後スタンダートになるだろう。そうすると、Pythonを学ぶのが良さそうだ」
「エンジニアが注目しているGo言語って何だろ?そもそも何で人気なんだろう?」
自分がやりたい事と、時代の流れや、技術のトレンドを捉える事で、正しい選択をする事が出来ます。
まとめ
物事の「本質」を見抜き、成功に導く視点として、「鳥の目・虫の目・魚の目」を紹介しましたが、いかがでしたか?
巷には、色々な情報があり、何をやったら良いか分からない状態に陥る事もあると思いますが、そんな時は、この3つの目に立ち戻って考えてみて下さい。