プログラミング講座やプログラミング教室が「情報商材」や「初心者搾取」ビジネスの様に扱われ、一部で議論を巻き起こしてます。
そんな状況に対して、自分なりに考えたことを残しておきたいと思います。
別に正解がある話でも無いです。
センシティブな話もあるので、不快に思う人はここで読むのを止めて下さい。
基本的には自己責任
- 自分の「目的」をしっかりと把握するのが消費者として大切
- プログラミングを学びたいなら「現役エンジニア」から学ぼう
- SEOやマーケティングを学びたいなら「ブロガー」や「アフィリエイター」から
- 「設計思想」が異なるものを比較しても意味がない
結論から言うと、自分は基本的に「中立」です。
中立だと、アクセスが増えないのは当然知っています。
でも、「中立」なもんは、「中立」なのでしょうがない。
Webエンジニアの「ロードマップ」が欲しい人
あなたがWebエンジニアの「ロードマップ」が欲しいだけでしたら、Githubで「無料」で手に入りますよ。
契約や営業スキルは、エージェント使うなり、身近なエンジニアに学ぶなり、切り分けて学べば大丈夫です。
Roadmap to becoming a web developer in 2020
プログラミング教室「絶賛記事」に思う事
プログラミング教室をアフィリエイトしておいて何ですが、競合をリサーチしていると、「アフィリエイト報酬目当て」だけのプログラミング教室絶賛記事を見て、「あれ?」と思う事はあります。
「簡単に稼げる」とか、「自分はめっちゃ稼げている(なぜか数千万円レベル程度)」という記事がそう言う危険を示すシグナルですね。
ですが、誰かが「100%悪」で、誰かが「100%善」という事はあり得ません。
ポジションを取るのは、アクセスが稼げるから
タイトルの通りです。
なので、あなたが「感情的」に反応してしまう記事は、「マーケティング」がとても上手な記事とも言えます。
だから、「徹底的」に研究します。
結局、人は「感情」で動き、「論理」で正当化します。
で、最終的にどういう「感情」を優先させ、「誰を信じ」、「どういう人生」を歩むかは、自己責任ですからね。
「その人生を提唱している人」を批判しても、結局誰を信じるかの人の方の「教育」に目を向けないと永遠に状況は変わりません。
で、「学ぼう」とするかどうかは、「自己責任」だと思います。
確かに「環境」は与えられますが、「無理やり勉強」させる事は出来ません。
第一、あなたはそんな「権限」を持つべきではありません。
英会話教室に置き換えると分かりやすい
個人的には、色々な議論を「英会話教室」に置き換えると、分かりやすいと思います。
「英語」が出来ないと生きていけないって言われた過去の状況と、「プログラミング」が出来ないと煽られる今の状況は類似しているからです。
もっと言うと、時代が不安定になり、先が見えなくなった際に同じ現象が起こります。
「学問のすゝめ」→ 明治維新
「英語」→ グローバル化
「プログラミング」→デジタルトランスフォーメーション
「技術書読んだ方」がマシという批判
【翻訳】「NHKビジネス英語」なら、200冊買えるよね
英語が出来る人は英会話教室に通わなくても、Youtubeや映画、英語本で勝手に喋れる様になります。
だから、高額で習うのはバカだし、提供するのも、むしろ、悪だと。
「得意」な人はそれでOKですが、「苦手」な人の気持ちがちょっと理解出来てない可能性があるかなと思います。
「苦手」な人は、背中を押してくれたり、勉強する仕組みを作って欲しいっていう願いがあります。
受験勉強で独学で勉強した人ってどれ位いた?
例えば、受験で「塾」に一切通わず「独学」で勉強した人って少ないのではないでしょうか?
この様に、「知識」に対する値付けと、「コミュニティー」に対する値付けをゴッチャにしてしまうと、議論がおかしくなっちゃいますね。
お客様がどこで「価値」を感じているか、それについての価格設定をどう考えるかを「共通認識」として議論しないと、話があさってにいっちゃいます。
XX技術の案件は低単価案件
【翻訳】今さら○○語とか学ぶ?通訳なっても稼げないよ?
これは、凄く良く分かります。
根底には「収益還元法」の値付けのロジックがあるからです。
(その講座を受け)将来稼げる期待価値 ➗ 10(仮ですよ) = 講座価格
まあ、ザックリと解説すると、こんな感じすよね。
で、将来の期待価値を高める言語は「XX」ですよって議論です。
確かに、自分も「初学者」にたった一つだけ言語を選べと言われたら、PHPでなく、「Python」や「JavaScript」、「Ruby(条件付き)」を勧めると思います。
「Python」がキャズムを超えて成長期にいる言語に対して、「PHP」は成熟期に位置する商品だからです。
ただ、PHPは案件やコミュニティーが豊富なのは確かです。
CMSで最も使われているのはWordpressです。
(この流れは変わるかもしれませんが、素人が使いやすのはWordpressは当面は変わらなそうです。素人はそう簡単に動けません)
ただ、「PHP」を学んでから、他のサーバーサイド言語を学んだり、VueやReact等でフルスタックに移行しても良いと思います。
ちなみに、PHPはBest Programming Language to Learnの一つでもあります。
10 Best Programming Languages to Learn in 2019 (for Job & Future)
プロエンジニアになれる内容ではない
【翻訳】駅前留学ではプロの通訳者になれないよね
「商品」と、「お客さんが本当に欲するもの」が違うのは良くあることです。
例えば、英会話教室に通う人は、
- 外国人の先生と「楽しく」英語を喋りたい
- 英会話教室で「お友達」を作りたい
- 会社でお金が出るからとりあえず
って理由かもしれません。
皆が「プロの通訳者」前提で議論するのは、ちょっと混乱を招くと思います。
まあ、プログラミングスクールもプロの「エンジニア」になれる「就職保証」って言い切ってしまっているのですが(苦笑)
技術サポートが無いなんて
【翻訳】英語の勉強法は教えるけど、細かい文法とか言い回しは自分で調べてね
普通にプロのエンジニア雇ってきて、技術サポートもして貰ったら解決します。
てか、勉強内容そのものなんて「戦術」でググれば出てくるので、勉強のステップ、組み合わせ方の「戦略」の方が全然大切です。
で、その「戦略」は無料でGithubに落ちてます。
Roadmap to becoming a web developer in 2020
エラーの切り分け方や解決方法の到り方、良質な記事リスト等を作成して貰えれば、そこまでサポートの人数はいらない気がします。
集客力は圧倒的なので、サポートの丁寧さを打ち出せたら、むしろビジネスチャンスなのでは?
X万より月額980円の方がお得
【翻訳】高額なあちらの英会話教室よりこちらで本格的な内容が学べますよ
これは、ノーコメントです。
初心者に「夢」を売るのは悪どい?
【翻訳】幼稚園生の英会話教室はボッタクリ?
「情弱」はあくまでも相対的なものなです。
自分より「情報強者」な人からしたら、誰でも情弱です。
弁護士や医者や資産運用にしても、情報が「無い」者から「有る」者にお金が流れるのは世の常です。
結局、「情弱」にターゲットを設定するのが問題ではなく、「何」を「どのように売るか」が問題かなと。
「どの様に売るか」は、少なくとも「景品表示法」に反してるものは一発アウトです。
個人的には、高価格商品と打ち出したり、返金保証を付けたり、リスクに触れた売り方をしている方が、良心的だと感じます。
後は、「販売ページ」で謳われている効果が受講者で実際に出ているのか、時代が証明すると思います。
商品を正しく判断するには?
教育系商品を判断する唯一の条件は、講師の実績でも、人柄でもないです。
「生徒が実績を出せたか?」
の一点で極力サンプル数を多くして見る事です。
「情報商材」とかだと、販売ページで謳われた結果が出ていなくても、お金持ちコミュニティー(本当かは知りませんが)に属している事で満足している人もいます。
外から見るとかなり気持ち悪い状況ですが、それは、「そういった結果」が得られる人になるといういい例です。
WEBエンジニアから最新の情報を学ぼう
当たり前ですが、「Webエンジニア」としての「スキル」を付けて独立したいのなら、「Webエンジニア」が何に興味を持っているのかをしっかりフォローしておく事が大切です。
最後に、オススメを2つほど教えますね。
Roadmap to becoming a web developer in 2020
ロードマップが欲しいだけなら、「無料」で手に入りますし、世界中からのお墨付きです。(スター数80,000→93,000超え!)
Roadmap to becoming a web developer in 2020
フロントエンドと、バックエンド、DevOpsに分かれていて、例えばフロントエンドエンジニアのロードマップは以下のようになっています。
HTML/CSS/Javascriptまでは良いとして、あなたが学ぼうと思った講座は、npmやyornといった、パッケージマネージャーについて教えてますか?
CSSメタ言語(SASS)について教えてますか?
CSSの設計手法のBEMやOOCSSやSMACSSは?
全てを知らなければ稼げない訳ではないです。
ですが、ここら辺が全く触れられない様ならば、即戦力って所からは距離がある事を知っておくべきです。
技術評論社のSoftware DesignやWeb+DB PRESS
エンジニアを目指すなら、技術評論社のSoftware DesignとかWeb+DB PRESSとかには当然目を通してますよね?
書店とかにも大抵置いてます。
別にAmazonアフィリして、自分の収益にしても良いのですが、めんどくさいので、出版社のリンク貼っておきますね。
もし、手にとって、書いている内容が全く理解出来ない様なら、実力不足です。
「業界の専門雑誌が読めない」=「スキル向上の余地あり」
です。
某ビジネスマン向け雑誌で面白い記述を見てしまいました(2020年1月追記)
某雑誌では、「年収1600万円の求人」の特集がされていました。
で、1位が「Go」で最大提示年収が1600万円、2位が「Scala」で1300万円。
で、なぜか7位のRubyをページがゴリ押しし始めます(面白くなってきたぞ!)
で、某プログラミング教室の方が「Ruby」を勧めています。
まあ、それは良いです。
プログラミング分からなかったら、プログラミング教室に取材行きますよね。お話を伺い、記事にします。
で、オススメの理由の「第一」から僕は躓きました!?
A氏がルビーを薦める理由は3つある。まず
XX経済よりプログラミング特有の記号
が少なく、英語に近い感覚で書けること。
「プログラミング特有の記号
」って何なのだろうか?
バックスラッシュ?
変数の型を指定しなくて良いとかの話?
行末のセミコロン問題とかが楽って事?
誰か、国語力の無い僕に、「プログラミング特有の記号
」について教えて下さい。
まとめ
エンジニアになるには、「論理的思考」や「才能」が一要素なのは確かです。
ですが、実際に手を動かしてみないと、向き不向きは分からないです。
無料で学べるサイトも沢山あるので、自分がどのレベルで付き合いたいか、実際に手を動かしながら考えてみても良いと思います。
何事も、初心者の内は、小さく「テスト」をして、これだと思ったら大きく投資するのが鉄則ですよ!(ビジョナリーカンパニーでも言ってますよね)
自分の中に知識が蓄えられると、変なものと正しいものをしっかりと見分ける目が出来てくると思います。
どんな形であれ、プログラミングに興味を持ち、好きになるキッカケが出来れば、プログラミングが好きな一人として嬉しいです。
意見がある人は、遠慮なく、問い合わせからメール下さい。
発信者の方へお願い
自由にこのネタは使って頂いて構いませんが、出典を明らかにして頂いたり、リンクを貼って頂けるとこのサイトの評価も上がるので嬉しいです。
お互いWin-Winでいきましょう!