現役エンジニアの友人にオススメのプログラミングスクールを聞いたらTech Academyを勧められたので、「Pythonコース」を受講してきました。
プログラミングなんて、独学でもOKと思っていたのですが、結論から言うと、想像以上に良く、個人的にとてもオススメ出来るプログラミングスクールだと思ったので、体験談を書いてみたいと思います
この記事では、
- プログラミングスクールは高額なので、Tech Academyの評判を実際に受講した方から聞きたい
- Tech Academyはどんな人にオススメなのか知りたい
- Pythonコースでは何が学べるのかもう少し知りたい
という方向けに、まとめてみたいと思います。
Tech Academyの体験談(まとめ)
○現役エンジニアがメンター(学生バイトでない)
○進捗管理の仕組みが良い
○最速で体系的に必要な知識が学べる
×チャットは微妙
×料金が高い
×テキストが簡単
プログラミングスクールへのスタンス
自分の中のプログラミングスクールに対するスタンスは、以下の通りです。
- 最短・最速で学びたい(特に社会人)>>プログラミングスクール
- とにかく安く学びたい>>独習
- 将来エンジニアになりたい>>独習orプログラミングスクール
- 体系的に作られたカリキュラムで学びたい>>プログラミングスクール
- 他の言語のプログラミング経験あり>>独習
- 大学受験は塾に通わず合格できた>>独習
- 会社の補助等があり安く受講出来る>>プログラミングスクール
- 学生で時間がある>>IT系の会社でインターン
- 挫折しても何度でも立ち上がれる>>独習
- 英語が得意で地頭も良い>>独習
- オリジナルサービス作りたい>>独習orプログラミングスクール
- 独習で一回挫折したがどうしても学びたい>>プログラミングスクール
- 自分のブログを持ちたい>>プログラミングの勉強不要
Tech Academyの体験談を書いた理由
信頼出来る友人から勧められたといえ、気軽にポンと払える金額ではないため、Tech AcademyTの評判を色々と調べました。
ですが、実際に受講して体験談を書いている人って結構少ないんですよね。
お金のタメ何でしょうが、自分で受講していないのに、「○○が絶対にオススメ!!」とか何で言い切れるのか不思議です。
ですので、そんな記事に対する不満もあって、この記事を書いてみました。
注)実際に身銭を切って受講した体験を書くので、辛口な内容も含まれます。
Tech Academyのコース
TTech Academyには、「Pythonコース」の他にも、「Webアプリケーションコース」や「iPhoneアプリコース」、「ブロックチェーンコース」などがあります。
Tech Academyで一番有名なのは、やはり「Webアプリケーションコース」でしょうか?HTML/CSSから始まり、最終的に自分オリジナルのWebアプリケーションを公開する所までカバーしています。
Pythonコースの内容
自分が受講したPythonコースでは、「機械学習」の基礎を習得し、最終的に4つの機械学習プログラムを書きます。
そのために必要なPythonの基礎を、コツコツと学んでいく感じですね。
「データから花の種類を分類」や「住宅価格の分析と予想」は、データサイエンティストの方なら絶対にやった事がある、分類や回帰の問題ですね。
個人的には、「ビットコインの価格変動を予測するプログラム」が面白いと思いました。ただ、当たり前ですが、このプログラムで売買して「大金持ち」になれる訳では無いです。
Tech Academyの学習サイト
「Pythonコース」の学習サイトは、こんな感じです。個人的に使いやすいと思ったポイントを2つ挙げますね。
レッスンの目安時間が便利
各レッスンの右上を見てもらうと、目安の時間が書かれている事が分かると思います。例えば、「Lesson19」は、2時間に対し、「Lesson20」はプログラムを色々と作成する必要があるので、35時間となっています。
これ、学習の計画を立てる上でとても便利です。自分が学習した事の無い事って、実際どれ位かかるか検討付きませんから。
また、「目安の時間」と「実際にかかった時間」を比較する事で、自分の「理解の早さ/遅さ」を知る事が出来ます。
進捗を管理する仕組みが分かりやすい
テキスト本文の「このチャプターを完了する」ボタンをクリックすると、「完了済み」の表示になって、目次で「緑色のチェックマーク」として反映されます。
自分がどこまで進んでいるか忘れてしまう事も無いですし、メンターも、この進捗を見て色々とアドバイスをくれます。
こういった進捗をメンターの方と共有する工夫は、とても嬉しいですし、会社のOJTとかでも取り入れられそうですね。
Pythonコースのレベル
- 初心者: 基礎的な文法(for, while, if, 関数)がわかる
- 初級:Pythonを利用したプログラミングの型等がわかる
- 初中級:機械学習の様々なライブラリを利用出来る
- 中級:データベース操作や機械学習ライブラリーを活用し、実問題が解ける
- 上級:数学や統計的な背景が分かり、論文を複製したり改良出来る
レベルを便宜上、初心者から上級者まで分けると、Pythonコースは初心者から初中級の方を対象としたコースだと言えます。
つまり、当たり前ですが、これだけでエンジニアになれる訳ではありません。
プログラミングスクールの未経験から「エンジニア」とか「フリーランス」みたいな宣伝文句をまともに受け取ってはダメですよ。
プログラミングスクールに出たヒヨッコに企業が金を払うほど甘く無いです。あくまでも受講は最初のキッカケです。
機械学習の理論的背景や、なぜそうなるのかといった考え方は、「AIコース」でカバーする必要があります。
自分は、「Python」コースだけでなく、「AIコース」も受講したので、その感想についても、別途書きます。
Tech Academyの料金
TechAcademy の料金は、コースの期間に応じて設定されています。期間が長くなるほど価格は高くなりますが、1週間当たりでは、得になります。
- 社会人(未経験)なら8か12週間
- 学生や既にプログラミング経験ある人なら4週間でもOK
- 早割やキャンペーンを活用
4週間が最短ですが、その場合の1週間の学習時間の目安は、「20時間から40時間(!?)」です
学生ならまだしも、正直、社会人で勉強時間として「週20-40時間」を確保するのは不可能だと思うので、仕事をしている人は8週間か12週間ですね。
自分の場合は、AIコースとセットで受けたので、「Pythonコース」は8週間が充当されました。
既に他のプログラミングの経験がある方は、4週間でも大丈夫かもしれませんが、課題が多く、テキスト流し読みでも結構キツイです。
Tech Academyの良い点
現役エンジニアがメンター
自分が最終的にTechAcademy に決めた理由と言っても過言ではありません。
どこぞとは言いませんが、他では、プログラミングスクールを卒業した学生がアルバイトとして講師を行なっているケースとかあるんですよね。
後、講師の求人がずっと出ている某炎上スクールとか。
そんな素人に毛の生えた人に教わる位なら、ProgateやUdemyを使って、独学で勉強した方がマシです。
週2回のメンタリング
週2回というペースが非常に絶妙です。メンタリングの予定があると、否応なしに進めようと思うので、ほぼ毎日パソコンを触ることになります。
プログラミングに限りませんが、初心者の段階では、毎日パソコンを触ってコードを書くという「習慣化」が非常に大切です。
「分かったつもりで分かっていなかった所」をメンターが突っ込む事で、メンタリング中に見つけてくれたのも有り難かったですね。
ともかく褒めてくれる
これは、メンターの方にもよるかもしれませんが、自分は大当たりでした。
課題を提出すると、とにかく褒めてくれます(笑)
もちろん、ただ褒めるだけでなく、他にも解く方法があるので勉強しておいてねといった次に繋がるコメントも頂けます。
コースが豊富
ともかく、他のプログラミングスクールに比べてコースが豊富です。
「ブロックチェーン」とか「スマートコントラクト」とか「Scala」とか貴重なスキルについての講座があるのはとても嬉しいです。
企業から派遣されて受講する事もあるというので、個人というより、企業向けの要望に応えたコースなのかな?
Tech Academyの良くない点
超初心者にはテキストが難しい
プログラム未経験の人は、テキストが難しいと感じるかもしれません。
例えば、「オブジェクト指向プログラミング」で初心者は躓く方も多いかもしれませんが、「Progate」などの超初心者向けと比較してしまうと、TechAcademy のテキストは分かりにくいなと感じます。
良いメンターと当たるかは運
「Pythonコース」でない他のトレーニングでは、課題に対して、「要求仕様は満たされています。OKです」と、本当にコードを見ているのか疑問な時もありました。
ちょっとイジワルですが、筋の悪いコードを入れてみても、特に指摘しなかったので、恐らく、ザッとしか見てなかったのでしょう。
ただ、受講前に、「なぜ受講したのか?」「どうなりたいのか?」といった事を提出して、それに合わせてメンターを割り当ててくれるので、良いメンターに当たる可能性は高いと思います。
チャット質問は時間が微妙
TechAcademy はSlackから質問を送れるのですが、質問を返答してくれる時間が「15時〜23時」というのは、正直不便です。
例えば、仕事から帰って夜中に課題に詰まっても、翌日の15時まで返答が返ってこないため、バグに遭遇してもリアルタイムで方針を相談して解決するのは難しいです。
社会人の方は、せめて、土日だけでも午前中に対応してもらうと助かるなと感じた人はいると思います。
Webフレームワークに未対応(Pythonコース)
機械学習を活用したアプリとかサービスを作りたいという人には、「Pythonコース」はオススメ出来ません。
実は全課題が予定より早く終わってしまったため、「Django」や「Flask」について知りたかったのですが、残念ながらメンターの人は詳しくありませんでした。
「Django」コース、あったら間違いなく申し込むんですけどね。
Tech Academyの受講で意識した事
簡単な質問はチャットで解決
Webで調べたり、ドキュメントのリンクを送って貰えれば分かりそうなものは、可能な限り、チャットだけで解決していきました。
読めば分かるものをメンタリング時間に使うのは勿体無いですからね。
プロの目から見たコードの良し悪しの意見を貰う
実際にコードを沢山書き、メンタリングでは、「なぜ自分はこの様にコードを書いたのか?」「プロから見て、このコードより良い書き方はあるか?」という事を聞く様にしていました。
動作はするが、コードの書き方が他の人にとって分かりずらくなっていたり、アルゴリズム的に良くないケースが結構あります。
こういった所をプロの視点で指摘してくれるのは非常に助かりました。
メンタリングで宿題を貰う
実は、「Pythonコース」は4週間で終わってしまいました。ですので、課題が終わった後は、メンタリングの度に、新たな宿題を貰う様にしていました
Tech Academyをオススメ出来る人
辛口な内容も含め、TechAcademy について長々と書いて来ました。
TechAcademy をオススメ出来る人は以下の通りです。
- お金より時間が大切。プログラミングに必要な知識を最短・最速で学びたい
- Pythonの基礎は学んでみたけど、機械学習に活用するには大分遠い。。
- 本とかUdemyで勉強してるけど、イマイチ分からない事が多い。一人で進めているので、何度も挫折している
TechAcademy はプログラミング初級から初中級の人が、プログラミングの知識を体系的に、最短・最速で学ぶにはとても良いと思います。
気になった方はぜひTechAcademy 試してみてください!
Pythonコースではないですが、今なら、無料で1週間体験する事が出来ます。
逆に、時間がかかっても、挫折する可能性があっても、極力安く学びたい!プログラミングをまだ始めたばかり!という方は、こちらの記事を読んでみて下さい。