「VISCUIT(ビスケット)」というヴィジュアルプログラミング言語を使ってスイミーを作ってみます。
ヴィジュアルプログラミング言語は、一般的なプログラミング言語と異なりコードを入力する必要がありません。
小さな子供でも扱う事が出来ますので、ぜひ親子で遊んでみて下さい。
ヴィジュアルプログラミング言語とは?
「VISCUIT(ビスケット)」は、ヴィジュアルプログラミング言語と呼ばれるジャンルに属し、絵や図形を使用して直感的にプログラミングを行なっていきます。
他にも、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボが開発した「Scratch」が有名です。
VISCUITはオモチャの様に遊べる
VISCUTはプログラミング言語ですが、おもちゃの様に遊べます。
キャッチフレーズは、「コンピュータを粘土のように」と表現していますが、まさしく粘土で遊んでいるような感覚で楽しむことができます。
動かすための絵を描いて、動かし方を指定して、また調整してという繰り返しで、想像力を育むことも出来ます。
VISCUIT(ビスケット)とScratchの違い
VISCUITはScratchのようにブロックを組み合わせるのではなく、自分で描いた絵を動かしながらプログラミングを学んでいきます。
直感的に使えて覚えるべきルールも少ないです。
プログラミング初心者や小さな子供がプログラミングを「体感」するのに適しています。
スイミーとは?
これは、説明する必要無いかもしれませんが、念のため。
スイミーは、オランダ出身のアメリカの絵本作家「レオ・レオニ作」の絵本です。
『スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし』と言う名前で発表され、あらすじは以下の通りです。
スイミーは小さな魚。仲間たちがみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒な小魚。しかし、泳ぎは仲間の誰よりも速かった。
Wikipediaより
大きな海で暮らしていたスイミーと仲間たちだったが、大きなマグロに仲間を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。
ある日、スイミーは、岩の陰に隠れて大きな魚に怯えながら暮らす仲間そっくりの赤い魚たちを見つける。スイミーは一緒に泳ごうと誘うのだが、大きな魚が怖いからと小魚たちは出てこない。
そこでスイミーは、大きな魚に食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案する。
自分にとって思い出深く、大好きな絵本の一つです。
みんなのレオ・レオーニ展やってます!
「みんなのレオ・レオーニ展」が2019年の夏にやっています。
レオ・レオーニの生い立ちを知ると、なぜスイミーという作品が生まれたかも分かります。興味がある人はぜひ行ってみて下さい。
スイミーで感じる教訓は国によって違う?
日本の子供がスイミーを読むと、「仲間と協力しあうことの大切さ」を感じる子供が多いですよね。
ですが、海外の子供は「オンリーワンとして道を切り開く大切さ」を感じるケースが多いらしいです。
同じストーリーなのに、感じ方が違うなんて、面白いですよね。
VISCUITでスイミーを作る
前置きが長くなりましたが、それでは、VISCUITでスイミーを作ってみましょう。
VISCUITの公式ウェブサイトに行きます。
ビスケットの公式サイト
ビスケットの遊び方について知る
ビスケットは、絵を描いて配置し、色々な動作をさせる事が出来ます。子供でも触って動かしているうちにすぐ使いこなすことができます。
まずは、Youtube動画で簡単な作り方を学びましょう。
ひとりで作るを選択
ビスケットの公式サイトで「ひとりでつくる」を選択します。
絵を描く
画面右側にあるペンを選択して
パレットから色を選択して、魚の絵を描きます。「◯」を選択すると、絵を確定できます。
魚を配置する
出来上がった絵からお魚さんを配置していきます。
動きを作る
メガネみたいなやつを選択して
絵をメガネの左側と右側に配置します。右側に薄い絵が現れると思いますが、この薄い絵との差が魚の動く方向になります。
他のユーザーの作ったプログラム作品も観れる
「VISCUT」の公式サイトでは、他のユーザーが作成した作品も見る事が出来ます。
他の作品を見ることで、自分が作るものの参考にする事も出来ますし、友達と一緒に作って公開する事も出来ます。
他にもオススメのサービスは?
お子様向けのプログラミングサイトを探している方は、こちらの記事でも紹介していますので、是非とも参考にしてください。