こんにちは、ケンです。
今でこそ、Webサイトをサクサクと作成していますが、最初は本当に失敗の連続でした。
ここでは、Word Pressサイトを作る上で初心者が良くある「ミス」、特に「リカバリーが難しい致命的なミス」についてお伝えしていきます。
こういった失敗は巷のサイトやWord Pressの本にはあまり書かれません。
ですので、こういったミスを避ける為にも、是非ともこの記事を読んでおいて下さい。
初歩的な失敗も結構あるので、ある程度成果を出している人は、気軽な気持ちで読み進めてみて笑ってやって下さい笑
1.プラグインの入れすぎ
まずは、初歩的なものから。
「プラグイン」とは、WordPressの機能を拡張するためのプログラムです。スマホで言うアプリですね。
ただ、
「プラグインって便利!」
「これも欲しい!」
「あれも欲しい!」
とやっていると、あっという間にインストールされているプラグインが数十個になります。
「WP」、「プラグイン」、「オススメ」みたいな感じで検索すると、
「必見のプラグイン20選」
って言う様な記事をよく見かけませんか?
正直、あまりオススメ出来ません。
まず、Webサイトが重くなるし、不具合によるセキュリティ上のリスクも高くなります。相性から思わぬ挙動をすることもあります。
あなたの為に厳選したプラグインを以下のページに記しているので、こちらのページも参考にして下さい。
[kanren id=”106″]
2.「パーマリンク」が初期状態のまま
「パーマリンク(Permanent link)」とは、記事の URL に使われる文字列のことです。
パーマリンク設定は 「Permanent(永久的)」なものなので、後から変更すると検索エンジンの評価に影響が生じます。
なので、注意深く設定する必要があります。
初期設定は、「記事ID」を使った
https:// サイト名/?p=101(=記事ID)
となっているが、「記事の内容」を推測できないため、推奨されていません。
そこで、検索エンジンやユーザーにとって分かりやすい、「記事に合った適切なキーワード」を含める様に変更します。
管理者ユーザーで WordPress にログインをし、ダッシュボード左側メニューから『設定 » パーマリンク設定』へ進んで下さい。
そこで、『カスタム構造』を選び、シンプルに『投稿名』である
/%postname%/
とするのがオススメです。
既に、カテゴリーがある程度決まっている人や、カテゴリー毎に異なったオファーを投げるなど高度な設定する人は、
/%category%/%postname%/
と『/カテゴリ名/投稿名』にしましょう。
これが、実際の画面です。
ただ、この場合はカテゴリーをしっかり設計しておくこと。
カテゴリーを変えてURLが変わると今まで積み上げた評価もゼロとなってしまいます。
後で悲惨な事態に陥らないよう気をつけて下さい。
3.「有料テーマ」を使わない
「Webデザイン」と「プログラミング」の両方にあなたが精通しているのであれば、無料テーマでも何とかなります。
そうでなければ、絶対に「有料テーマ」を採用して下さい。
「有料テーマ」は、プログラマーやWebデザイナーが広告効果やデザイン、SEOを考えて作ってます。
なぜそれを利用しないのでしょうか?
値段も数千円から1万円程度。売上で簡単に元は取れます。
「無料テーマ」で頑張る人は、スーツを自作して商談に出る様なものです。なぜ、生地から洋服作ろうとしてるんですか?
こういった所を計算出来ない人は、本当に成果が出ません。全て「無料」で成果を出している人って本当に皆無ですよ。
カスタマイズするための学習コストや、作業時間、売上が立つまでの短縮効果を計算して下さい。
くだらないセミナーに出るお金があったら、「有料テーマ」に投資して下さい。
テーマは、シンプルなものが良いです。ゴチャゴチャしたサイトはお客様が疲れて滞在しませんし、悩むので、売上が立ちません。
オススメはこのサイトの「Refined Pro」やTCDの「Logue」ですね。フェミニンなテーマとありますが、色だけで全然男性向けにカスタマイズ出来ます。
4.「子テーマ」を使わない
あなたは、RPGで必死にレベル上げをし、セーブせずに一気にパーになった経験ありますか?
あなたが、もし子テーマを使っていなかったら、それが起きます。
もし、あなたが本物のcssにカスタマイズしていたら、アップデートの際に一瞬で消え失せます。
あなたが苦労して作り上げたカスタマイズは水の泡です。
カスタマイズは、本物のテーマを参照し、変更箇所のみを書く「子テーマ」で必ずして下さい。
1回作ってしまえば、アップデートしても、「子テーマ」は上書きされないので安心です。
子テーマをプラグインで作りたい人は、こちらの記事を参考にして下さい。
5.画像を圧縮しない
これは当たり前ですね。
あなたのページのスピードが遅い場合は、大抵画像が原因です。
調子に乗って画像を上げていくと、ユーザーにとって重たいページになり、非常に使い勝手の悪いページになります。
ページのスピードは、「こちら」で確認できます。
Googleは、ページの表示スピードを考慮してランキングしていますので、注意しましょう。
オススメのプラグインは「Compress JPEG & PNG images」。
1回設定すれば、アップロードする度に自動で画像を圧縮してくれます。
6.安いサーバーと契約する
これ、やってしまいがちですが、トラブルが起きると本当に最悪です。
レンタルサーバーは、高性能サーバーで保証がしっかりしている所を使いましょう。
オススメは、「エックスサーバー」ですね。プランは一番安い「x10プラン」で十分です。月々約1,000円です。
WordPress専用であれば、「wpXクラウド」も良いです。
昔は、値段の安さから海外サーバーを使用していたのですが(月々300円ほど)、ある日突然、こんなメールがきました。
Dear Mr.XX
契約 #12345 は満期を迎えました。
契約を再更新するには、再更新注文について xx月-xx までにお支払い頂くことが必要です。
・・・・
どうやら決済が失敗したみたいです。ただ、あらゆるクレジットカードを試してもダメ。先方の決済サイドの障害でした。
そして、最悪な事に、この通知が来た翌日に突然サービスが停止になりました。
決済出来ないので「Critical」で問い合わせしたものの、「土曜日」だったので、回答は無し。
結局、「月曜日」はおろか、返信が来たの翌週の「木曜日!?」ですからね。
まあ、海外のサポートなんて、そんなものです。
この間、「PV0」ですから。
1日当たり数万円の収益が吹っ飛んでいきます。しかも、いつ解決するかも分からない。あなたは、こんな状況耐えられますか??
数百円程度のコスト削減なんて、1回大きなトラブルがあったら、その数十倍も簡単に吹っ飛びます!!!
これはダメだと思い、回答が返ってくる前にサーバーを乗り換える決断をしました。
ただ、管理画面にすら入れないので、バックアップから再現する事に。
巷でよく勧められているプラグインの「BackWpUp」を使用していましたが、まあ、復元の大変な事、、、、
あるサイトなんて、「BackWpUp」を勧めておきながら、素人には復元が難しいのでオススメ出来ませんてハッキリ書いてますからね(軽い殺意を覚えました、、、、)
巷で「BackWpUp」を勧めている人も、実際復元した経験が無いのでしょう。巷に転がっている情報なんて、そんなものです。
プラグインを使用する場合は、復元も容易な「Updraft Plus」を使いましょう。
7.SSL化を最初にしない
このサーバー移転には後日談があります。
サーバー移転に伴い「常時SSL化」も併せてやりました。
これが更なる大失敗でした。
常時SSL化されたサイトは不正アクセスなどの心配がなく、ユーザーは安全にサイトを利用できます。
Googleは常時SSL化を推奨しており、検索順位の決定要因にもこの要素を加えています。
今後Webサイトの運用を考えるのであれば、「常時SSL化」はかならず必要になります。
ただ、今成果が実際に出ているサイトでやるのは、「賭け」です。
正しい手順でやったにも関わらず、検索1位、2位に位置していたキーワードが圏外まで一時吹っ飛びましたからね。
ひどい時には、アクセスが10分の1になるという大惨敗です。もちろん、売上も数分の1です。(影響ないと言っていたGoogleの嘘つき、、、)
正直、心臓に悪いですし、ほとんどメリットを感じることが出来ませんでした。
なので、これからWebサイトを作る人は、絶対に最初にSSL化をしておいて下さい。
「エックスサーバー」を選択すれば、ワンタッチで「常時SSL化」出来ます。
逆に、既存で成果の出ているサイトを持っている方は、しばらく様子見でも良いかもしれません。
相当の下準備、覚悟を持って挑んでも、正直出たとこ勝負の印象はぬぐえません。
まとめ
Word Pressで陥りがちな罠を7つ見てきましたがいかがですか?
いずれも、
「最初にすべき事を後回しにした失敗」
か
「少額の投資をケチった事による失敗」
ですね 。
何事も、最初が肝心です。
こういったビジネスでの失敗事例や落とし穴は、「裏」講座でも色々とお伝えしています。
これで、数十万から数百万円の損失を未然に防ぐことが出来ますし、人の失敗は皆さん大好きですからね(笑)
逆に言うと、クリティカルでない失敗は大丈夫です。
例えば、あなたのブランディングとか、商品の独自のキャッチコピーとか。
こんなものを教えるセミナーが巷に腐るほどありますが、本当に視点が低いですよね。
そんなのに大金をかけるより、お客様の反応を見ながら修正していく方が、圧倒的に早く正解にたどり着きます。
あなたに必要なのは、そういったクリティカルな間違えと、そうでない事を見分ける『明晰な思考』です。